■評価:★★★☆☆3
■読みやすさ:★★★☆☆3
「気違いになりましょう」
【小説】さあ、気違いになりなさいのレビュー、批評、評価
著者のフレデリック・ブラウンは、ユーモアまじりのSF短編、またはショートショートを多く手掛ける古いアメリカ人作家。
日本にて、戦後のSF界隈に大きな影響を与えたとされるSF御三家の内、星新一と筒井康隆は著者からも影響を受けたとされる。
個人的にシナリオの勉強のため、最近は漫画家の冨樫義博作品を研究していた。
冨樫義博は以前、漫画指南をする漫画で、『アイシールド21』や『ワンパンマン』の作画を担当する村田 雄介の『ヘタッピマンガ研究所R』に、漫画の特にシナリオ制作について語っている。
『ストーリーを学ぶために筒井康隆さんや、平山夢明さんなどの短編小説をたくさん読みました』と言っていた。
確かに短編であれば、長編と比べると短い時間で多くの設定、キャラ、あらすじに触れる事ができる。
また、個人的な解釈だが、筒井康隆と平山夢明はユーモアあふれる非現実劇(SFとか超常系ホラーなど)が特徴。
私も好きな作風であり、似たジャンルで積ん読状態であった本作を手に取った。
◆みどりの星へ ★★☆☆☆2
【あらすじ】マックガリーは緑がなく、クルーガーと称する太陽が昇り続けるクルーガー第三惑星で五年間、脱出手段を探していた。彼が正気を保っていられるのはまったく喋らない相棒のドロシーと、赤い色のクルーガーのエネルギーを使って放たれる太陽銃の閃光は緑色のお陰。マックガリーは以前、宇宙艇を修理するため、彼より前に来た宇宙艇の残骸を探しつつ、緑あふれる地球に想いを馳せていた。
小説の短編集は大概、1話目は力の入った面白い作品が選定されることが多い印象。
だが、本作はあっさりとした読後感だった。
内容は分かりやすいのだが、満足度がかなり薄い。
本作のタイトルとなるテーマに沿ったユニークな結末を迎えるのはわかる。
読後感が軽いのは、長編好きの私にとってわずか16ページの短い話、というのもあるんだろうが、一番は主人公の変化・成長が見られない点がある。
ネタバレになるので詳細は伏せるが、中盤で大きな展開を迎える。
そこで何か、マックガリーの心境の変化でも見せてほしかった。
◆ぶっそうなやつら ★★★☆☆3
【あらすじ】弁護士のベルフォンテーンは仕事で出向いた小さな村の理髪店で、遠くで鳴るサイレンを聞く。ベルフォンテーンは依頼人のマーゲトロイドから拳銃を受け取り、ミルウォーキーの兄に渡してくれ、と依頼を受けていた。駅の待合室で、背の高い男にかけられる。名前はジョーンズ。サックス塗料会社の帳簿係で、支店のあるマディスンに向かうとのこと。またサイレンの意味について「異常のある犯罪者が病院から脱走した」と教えてもらう。ジョーンズは手に持った火かき棒で待合室のストーブの火をかき回す。よく見ると寸法が合っていない服。ジョーンズを怪しむようになる。
割と現代的なシナリオだった。
17ページの短い話だが、3章に分かれている。
ベルフォンテーンが訝しい視線を向け、警戒するジョーンズの視点が2章目。
ジョーンズの裏の顔が明かされる衝撃があり、読者はまるで結末が読めなくなる。
そして向かえる3章目は意表をついてくる。
短いページ数でよく、テンポ良く展開を作ってくれたと思う。
ユーモアにも溢れており、何となくタランティーノ映画を連想させた。
会話劇のみで、視点が変わるごとに、緊張感の増す作りはなかなか読み応えがある。
◆おそるべき坊や ★★☆☆☆2
【あらすじ】ハービー・ウェスターマン少年と両親は、奇術ショーをやっているシンシナティ市のビジョー劇場に向かった。
「お手洗いに行く」と、ハービーは嘘をついて席を立つ。奇術師のガーバー大王がこのあと、客を舞台に上げるから。ハービーは今から行われる3羽の鳩の種を探るろうとしていた。そしてハービーは種に気づく。一方、チベットの奥地。ラマ教の風習により、川にはいくつもの水車の様な祈り車が置かれていた。ラマ僧の一人、クラウスは足を滑らせ、古びた祈り車に手が触れる。しかし、この車には祈願板に悪魔の出現を防ぐ文句が書かれていた。
ストーリーの内容は追えたと思うが、面白みが理解できなかった。
悪魔とか、あらすじには記載していないが、ハービーが劇場に行く前に教会に寄っていたり、また唐突に場面が切り替わってラマ教が描かれたりなど。
私にとって馴染みのない宗教が絡んできたせいか、意表を突いたと思われる結末にも、あんまり楽しめなかった。
◆電獣ヴァヴェリ ★★☆☆☆2.5
【あらすじ】ジョージ・ベイリィは、ラジオの広告文案家。赤髪のメイジーと一緒に商売仇のコマーシャルを聞いている。すると、ラジオからモールス信号が聞こえてくる。記者のケーシィ・ブレアが「今は朝の3時。電波干渉は5時間続いている。テレビもラジオも出せない。放送も止めている。理由は2つ。1つは電力の浪費。もう1つは政府が放送を中止して、方向探知機の活動に協力するため」と説明。
そして新聞の見出しに『宇宙から電波妨害、獅子座に発生 太陽系生物からの呼びかけか』と書かれた。
電獣ヴァヴェリという謎の地球外生命体が地球中の電気を食う話。
舞台は1950年代。
本作は古典小説であり、執筆された当時もインターネットがまだ存在しない。
とはいえテレビやラジオは普及しているので、完全なアナログな時代と比べると情報伝達は容易だし、娯楽もそれなりに充実している。
そんな中で、突如として電気が使えなくなったらどうなるのか。
を問いかける設定。
『サバイバルファミリー』という邦画を連想した。
電気のみならず、ガス、水道のインフラが突如使えなくなり、生き残るために東京を脱出する話。
『サバイバルファミリー』は、コメディ映画として制作されており、シリアスさは皆無。
いつかはインフラ復活するんだろうな、といった空気感があり、何なら不便な今を楽しんでいる連中すら現れる。
しかし本作は、一生、電気が使えなくなる想定で世間は動いている。
ストーリーは別に面白くなかったし、結末も普通だった。
でも実際に電気が失われたらどう生きるのか、ついつい妄想にふけった。
そうなった場合、我々、本好きには有利だろうなと思う。
古か存在するアナログな娯楽、読書をしているだけで充実した休日を過ごせるので、娯楽には困らない。
映画やドラマが見られないのは少し残念だけど、その分、小説・漫画業界は洗練化されてより楽しい作品が量産されるだろう。
SNSとかネットショッピングとか、便利ではありつつ、時に害悪になりうる存在から解放された世界が恋しくなることもあるなあと、思った。
◆ノック ★★★☆☆3.5
【あらすじ】元人類学の教授のウォルター・フィランが主人公。ザン星人という地球外生命体に地球は乗っ取られた。1時間足らずのうちに、ザン星人によって人類は絶滅させられる。彼とどこかにいる一人の女を除いて。巨大なアリに似た容貌のザン星人は知能が高く、数時間で地球の言葉をマスターするが、1音ごとに区切って話す癖がある。ウォルターはザン星人によって即席の動物園に収容される。動物園には人間を含む「216」種類がいるという。オス・メスのツガイで108組。そんな中、2つの動物が命を落とし、ザン星人は困惑する。ザン星人には自然死の概念がなかった。
魅力的な設定であっという間に読み終えた。
ザン星人が地球の動物たちの命を奪う手段が振動波というのがいい。
振動波と言われてもどんなものなのかは、無知な私には分からないのだが。
どうやら爆弾とは違って、影響を与える場所をコントロールできる模様。
そのために狙って特定の動物を生かし、それ以外は絶滅させる高度な技術で地球はやられた。
ザン星人は圧倒的に知能が高く文明も地球の何倍も発達している。
ウォルターが滞在する部屋も、謎の機械で10分程度で作ったり。
もはや、人類に打開策はしないように思える。
結末は意外な展開だったし、最後までずっと楽しいSFだった。
圧倒的強さがありつつ、明確な弱点の設定のあるモンスターものの面白さを改めて実感させられた。
◆ユーディの原理 ★★★★☆4
【あらすじ】主人公ハンクの友人のチャーリー・スワンは『ユーディの原理』という、装着者を指令通りに自動操縦させる夢の装置を作った。ヘッドバンド型の機械で、ビルを移せだの、機関車を持ってこい、みたいな無茶な要求以外は叶えてくれるとチャーリー。ハンクは「酒を持ってきてくれ」と頼んだ。装置を頭に着けたチャーリーはユーディに「ハンクにジン・バックを持ってきてくれ。強いやつをな」と命令。するとチャーリーの姿がぼやけ、足元に水たまりができていた。「グラスに入れてこさせればよかった」とチャーリー。つまり、酒は持ってきたけど、足元に零したという意味。再びチャーリーは「ジンを瓶のまま、レモンを半ダース薄く切って皿に乗せて、1クォートのソーダの瓶2本、角氷を一皿、みんなまとめてあのテーブルに」と命令。するとチャーリーはぼやけるし、注文したものは一瞬で揃った。
本作では一番楽しかった話だった。
ドラえもんのような夢のアイテムで、装着した自分にしてほしいことを伝えたら、ほんの数秒で自分が無意識にやってくれる。
『自動制御自己暗示式副震動性超加速装置』が正式名称らしい。
装着した人間の細胞の動きを数千倍に早める。
脳の動きが早くなり、身体の動きも電光石火のごとく速くなる。動きが速いために装着者の記憶には残らないとのこと。
人間、生きてると面倒だったり緊張したりして億劫だけどやりたいこと、あるいはやらないといけないことってないだろうか。
洗い物したり、買い物したり、気になる子に連絡先を聞こうとしたりなど。
かったるいタスクをすべて、無意識の自分がやってくれたらどんなに負担が軽くなるだろうか。
ユーディの原理は、高速で行ってしまうので人が絡む命令に応えるのは難しそうだが、色々と妄想にふけってしまった。
2024年現在で、ChatGPTなど、場面場面ではユーディの原理と似た役割を担える存在が出てきている。
本当にユーディの原理を扱える日が来るのかも。
◆シリウス・ゼロ ★★★☆☆3
【あらすじ】ウィリアム・ウェリー家族はシリウスの衛星、フリーダとソアの開拓者たちにゲームを売り込み、ボロ儲けし、帰宅途中だった。船員のジョニー・レーンが「前方に物体があります」と報告。ウィリアムたちは新しい惑星を発見した。ウィリアムたちは新しい惑星に降り立つ。シリウスの衛星ソアやフリーダよりもシリウスの内側にあるので、『シリウス・ゼロ』と名付ける。妻が見ている丘の向こうを見ると、象よりも大きいダチョウのような動物の頭がのぞいていた。蝶ネクタイや帽子まで被っている。他にもプロペラを持つ鳥、羽毛のない油虫など奇妙な動物や昆虫も見つける。ウィリアムたちは探検しようとする。「ここには住人がいます」と、ジョニーは警告するが、無視する。しばらく進むと、舗装されたプラスチック製の道路が現れる。地球のとある会社のマークの敷石でできた道路にぶつかり、先に地球人が辿り着いていたことを悟る。
序盤から魅力的な謎が次々と投入されて、先が気になり、ページをめくる手が止まらなくなる。
まったく未知の星に降り立ったと思ったら、すでに地球人が来た痕跡がある。
謎に道路もあれば、この後、奥には何もないレストランの外観の建物も見つける。
まるで映画のセットを連想させるが、先行者が何者かも分からないし、何の狙いでセットのようなものを建造したのかも不明。
何なら敵の可能性すらある。
そんな感じで期待を煽られたのだが、オチはあんまりだった。
風呂敷だけ魅力的に広げてくれた印象。
◆町を求む ★☆☆☆☆1
【あらすじ】反社のジミーはボスを片付けるために、4人のメンバーを集めていた。だが、仲間の内、二人はボス側に移っており、ボスに企みがすべて筒抜けな事を伝えられる。「いくらか金をやるから、この町を出ていけ」とボスに命じられる。
最後には突然メタ視点となり、ジミーは読者の我々に話しかけてくる。
そのまま終わるのだが、よく分からない話だった。
テーマとの関連性も不明瞭だし、わずか8ページの短すぎる内容からは、作者が何を描きたいかを得ることは私には難しかった。
◆帽子の手品 ★★☆☆☆2.5
【あらすじ】
映画を見終わり、土砂降りの中、メイとエルジーと、メイの彼氏のボブと、エルジーの彼氏のウォルターの4人はエルジーのスタジオに遊びに行く。暇つぶしにボブはトランプの手品をやり、メイに抜かせたスペードの九を言い当てた。エルジーが歓声をあげる。ウォルターは嫉妬し、種を明かした怒ったボブは「奇術王フーディニの弟子なんだから面白いことをやってくれ」とウォルターに。ウォルターは謝るが、ボブを許さない。トランプを投げつけて手品をやらせる。エルジーはウォルターにシルクハットを渡す。しばらくして、ウォルターの目にかすかな閃きが浮かんだ。
これもよく分からない不思議な話だった。まるでトランプの手品は得意ではなさそうなウォルターが、この後、みんなをあっと驚かすようなことをして見せる。
ただ最後に卒業論文を書くウォルターは意味深な言葉を、ボブに残す。
『人間の心には、信じられない出来事を理解する能力が、いかに欠けているかを証明しようとしているんだ。つまり、たとえばきみが常識では信じられないような物を見たとする。すると、そんな物は見なかったんだと、自分自身できめてしまうんだな。なんとかして合理化してしまうのさ』と。
しかし、私はこの言葉はあまり理解出来なかった。
私はオカルトとか超常的なものは、うまく見せてくれるものに限り、信じたいたちなので。
最近、『やりすぎ都市伝説』で異星人とも思える奇妙な人型のミイラの映像が流された。
めちゃくちゃ興奮したし、私が生きている内にあのミイラの正体を解明して欲しいところ。
話はそれたが、この話も楽しみどころが分かりづらくあまり楽しめなかった。
◆不死鳥への手紙 ★★★☆☆3.5
【あらすじ】私は最初の原爆戦争から十八万年の間、四千回の人生を繰り返している。初めて原爆が使われた太平洋戦争の後、両軍共初めて原子兵器を使った第一次原爆戦争が、二十歳ちょっとの時に起きる。当時は体が弱く、徴兵されなかった。戦火で家族は亡くなり、余命2、3年だったので志願した。しかし戦場に送られて2週間で小型爆弾に吹き飛ばされて病院に。私はなぜか持病の脳下垂体まで治り、退院した。代わりに三十年間眠れなかった。やっと眠れたと思ったら十六年眠り通した。それが終わり、肉体的には23歳のままだった。小型爆弾で浴びた複数の放射能が、体に異変を起こした。老衰の速度が普通の人と比べると、一万五千分の1の遅さになった。45年に1日の割合で年を取る。そのため、十八万年で十一歳、年を取る。現在三十四歳の肉体年齢だ。
設定がぶっ飛びすぎて面白い。
老化が極端に遅れるという、意味不明なキャラが主人公。
設定が魅力的すぎてあっという間に全16ページを読み切った。
さすがに短すぎるって。
長編で、主人公のこの特殊体質ならではのメリットとか、あるいは絶望をたっぷりと描いて欲しかった。
一応、最後に荘厳なテーマは描かれる。
そんなことより、このキャラを通して見る様々な世界をリアルに描いて欲しい。
私はエンタメが好き。
小説、映画、ゲーム、エンタメと呼べるものはなるべく接していきたい。
何十年後、何百年後にはどんなエンタメで溢れているのだろうか。
想像するとワクワクが止まらないし、私たちが決して見ることの出来ないとんでもない未来のエンタメが描かれてたら最高だったのに。
◆沈黙と叫び ★★☆☆☆2
【あらすじ】私は電車を待っていると、駅長と作業着を着た男が音について議論している。私は時間つぶしに「音についてではなく、意味論をやっているからきりがない」と割って入る。近くに座る体格のいい男がおり、ずっとうつむいている。「あいつはビル・マイヤーズ。もし森で木が倒れてそばにいた人間の耳が不明だったら、音は存在するのか」と駅長が教えてくれる。なんの話なのか尋ねると、「あなたは人の命を奪ったやつのそばに腰を掛けていた。ビル・マイヤーズは女房と雇い人の命を奪った」と駅長は説明する。
一文目から『音』についての言及がある。
あらすじでは省いたが、犯罪者らしいビルは耳が聞こえないとのこと。
そして駅長は再び、冒頭での議論のお題を投げかける。
「木が倒れた時にそこにいた一人の男に、聞こえているかどうかわからない場合、音の存在はどうなるのか」
個人的にはよく分からない話だった。
最後にちょっとしたどんでん返しがあるんだけど、『音の存在について』のお題とどう関連するのか、イマイチ掴めなかった。
◆さあ、気ちがいになりなさい ★★☆☆☆2
【あらすじ】バインは編集長のウォルター・J・キャンドラーに呼ばれて編集長室に行く。「精神病院の院長、エルワース・ジョイス・ランドルフが妙な話を持ってきた。彼がまともかどうか知りたい。記事を取るには患者になって病院にもぐり込む必要がある」とウォルター。だがバインは断る。更に精神病院で何が起きているのか尋ねるが、「それを話すわけにはいかない。他言しないことを約束している」とウォルター。バインは3年前に記憶喪失に陥り、年齢は三十歳ということになっている。自分が精神的に不安定なので改めて断った。病院に潜入して入院している間は、最新の今までのより穏やかな衝撃療法を施すと約束する。失われた記憶が回復するかも知れないと、ウォルターに言いくるめられ、バインは病院に潜入することに。
設定がむちゃくちゃ興味深かった。
精神科の先生の謎の依頼ってだけでワクワクさせられた。
私自身が精神、心理といった人間の内面に興味があるので、一体、精神科医は何を企んでいるのか、興味を煽られてページを貪った。
結論は良く分からない話だった。
話の筋自体は分かるんだけど、冒頭にミステリー小説的な空気感で展開されていくが、実際はミステリーでもなんでもない。
ジャンルでいうとSFであり、精神科医の依頼の謎が解明されて『なるほど!』とカタルシスを覚えられる感じではない。
Amazonレビューで表題作である本作の評判が良かったので期待していたが、肩透かしを食らった。
総括すると当たり外れの多い短編集だった。
とはいえ、いくつかの当たり作品の設定は魅力に溢れていたので手にとって良かった。
今後もタイミングがあればフレデリック・ブラウン作品は読んでいきたい。
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さあ、気違いになりなさいの作品情報
■著者:フレドリック・ブラウン
■Wikipedia:フレドリック・ブラウン
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