映画の海

約1100本の映画を鑑賞した小説家志望の男が、ネタバレなしで映画のレビューや解説を書いてます。(直近で観たものに限る。たまにアニメ・ドラマ・小説も)面白いおすすめ映画を探している人向けのブログ。

③魔法のランプ

映画『セブンティーン・アゲイン』ネタバレなしの感想。ザック・エフロンがやり直しの人生に奮闘する

投稿日:5月 10, 2019 更新日:

■評価:★★★★☆4

「誰もが一度は望む夢物語映画」

【映画】セブンティーン・アゲインのネタバレなしの感想、レビュー、批評、評価

17歳のマイクはバスケットボール部のエース。スカウトが見にやってくる大会の直前で、恋人に「妊娠した」と告げられる。試合を投げ捨て、彼女と一緒になることを選択する。30代になったマイクは妻スカーレットに嫌われ、高校生の子供たちからも避けられる残念な日々を過ごしてた。ある日、過去の栄光に浸りたい思いで出身高校に向かうと白髪の老人と出会う。その日の夜、彼が川に落ちる姿を目撃すると、マイクもそのまま落ちてしまい、目が覚めると17歳の頃の自分に若返っていた。

学生時代に戻って一から勉強していい大学に通いたい。部活に本気で取り組みたい。今の経験値を持って異性にアタックし、学生恋愛を楽しみたい。
誰もが一度は夢みたことがあるであろう、17歳に若返る設定の映画だ。
しかもこれ、過去に戻るのではなく、体だけが若返るというコナン的なアイディアなのだが、
あまりこの設定の映画や小説に出くわした事がないのは意外である。もっとあってもいいのにと思う。
もちろん、この設定には意味がある。
なぜ過去に戻るのではなく、体だけが若返るのか?

家庭不和の最悪な環境、いくら運動しても痩せられない腹の出た30代のおっさんであるマイクは、
身軽で、活力に満ちた17歳の体を手にしたことでテンションが上がる。
SFオタクの友人ネッドにすべてを話して協力を仰ぎ、転入という形で二度目の高校生活を送ることに。
結婚を選んでしまったことに後悔していた彼は、次こそは「彼女ではなく、バスケの人生」を選択するのだ。
しかし目の前には、想像していたような夢物語は広がっていなかった。
仲良くなった自分の息子アレックスは、便所に閉じ込められてガムテープでぐるぐる巻きにされるようなイジメられっこで、
娘は、イジメっこのリーダーと教室でベロチュー。
アレックスと遊ぶために自分の家に行くと、妻スカーレットに彼女の友達が新しい男を作るように促していた。

様々な困難の奔流がマイクに襲いかかるのだが、観ていて不安が一切ないっていうのも不思議な感覚だ。
若返ったマイクは同級生のJKたちからモテモテで、バスケの才能もある。
もはや完璧人間だ。
それなのにイヤミがないのは、現実のマイクは家族全員に嫌われており、きっと娘からは洗濯物は一緒にするな!なんて怒鳴られているであろう哀れなおっさんだから。
なので、彼は半ば復讐的に無双する高校生活を送るのだ。
高校生の子供たちに、豊かな人生経験を持っている彼がちょっとした力を見せつける行動1つ1つにカタルシスを感じられるので、観ていて気持ちがいい。

他に気になる点といえば、友人ネッドと、彼が一目ぼれした女性の校長先生とのやりとり。
ネッドは変態的なSFオタクなため、口説き方や振る舞いが突き抜けすぎているのだ。
これがツボにハマってしまった。しつこいし、ねちっこいし、気持ち悪い。
清涼感溢れる17歳のマイクとは対照的なキャラクターで、バランスが絶妙である。

しかしこんなにずっと面白い映画も珍しい。
深夜にこの映画がやっていたとして、どこのシーンからTVに映したとしても、ずるずると最後まで観てしまいそうだ。
イケメン、ザック・エフロン(17歳のマイク役)のファッションもシンプルでカッコ良い。
高校転入の初日に彼が着ていたシングルの革ジャンを思わず欲しくなってしまった。
果たして丸顔の私に似合うだろうか。

セブンティーン・アゲインの作品情報

■監督:バー・スティアーズ
■出演者:ザック・エフロン マシュー・ペリー レスリー・マン
■Wikipedia:セブンティーン・アゲイン
■映画批評サイト「rotten tomatoes」によるスコア
TOMATOMETER(批評家):56%
AUDIENCE SCORE(観客):67%

セブンティーン・アゲインを見れる配信サイト

U-NEXT:
Hulu:-
Amazonビデオ:○(吹替版)○(字幕版)
dTV:○
ビデオパス:-
TSUTAYA TV:
Netflix:
※2019年5月現在

関連性の高いおすすめ映画

セブンティーン・アゲインの裏ジャンルである【魔法のランプ】に分類される映画。

『バタフライ・エフェクト』★★★★★5
子供の頃、エヴァンは記憶を喪失する病に悩まされており、医師の指示で治療の一環として日記を書いていた。大学生となったエヴァンはある日、子供の頃の日記を見つけて読み返すと、その日付に戻れる能力を手にしていることに気づく。自分のせいで幼馴染のケイリーの人生を狂わせてしまったエヴァンは彼女を救うため、過去に戻って運命を変える決断をする。

あまりに完璧すぎるシナリオで、どこに文句をつけていいかわからないレベル。
構想期間も長かったらしいので、時間をかけてじっくりと練り上げたのだろう。
続編である2は微妙。3はそこそこ楽しめるらしいが未視聴。

U-NEXT:-
Hulu:-
Amazonビデオ:○(DVD)
dTV:-
ビデオパス:-
TSUTAYA TV:-
Netflix:-
※2019年5月現在

『クロニクル』★★★★☆4
日常的にビデオカメラを回し、撮影した映像をネットに投稿する趣味を持つ内向的な高校生のアンドリュー。暴力をふるう父はニートで、病気の母に薬も買ってあげられないほどの貧乏生活を過ごしていた。ある日、彼は従兄のマットとアメフト選手のスティーブと森の中にある穴を見つけ、青く光る結晶のようなものを見つけて触れてしまう。その日から3人は超能力を手にするが……。

フェイクドキュメンタリーと呼ばれるタイプの映画。
主人公が撮影しているビデオカメラなどの映像で構成されているため、映し出される超能力描写が妙にリアルで面白い。
ポップな映画と思いきや、内容はシリアスで切ない。

U-NEXT:
Hulu:
Amazonビデオ:○(吹替版)○(字幕版)
dTV:-
ビデオパス:○
TSUTAYA TV:
Netflix:-
※2019年5月現在

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名前:柴田
年齢:30代
小説家志望。
趣味は映画、読書、ゲーム(最近はスプラトゥーン2)、お笑い、筋トレなど。
長所は人を楽しませることに一生懸命、短所は顔が丸い。