映画の海

約1100本の映画を鑑賞した小説家志望の男が、ネタバレなしで映画のレビューや解説を書いてます。(直近で観たものに限る。たまにアニメ・ドラマ・小説も)面白いおすすめ映画を探している人向けのブログ。

⑩スーパーヒーロー

映画『ミッション:インポッシブル/フォールアウト』ネタバレなしの感想。トム・クルーズが仕掛ける命掛けアクションの連続

投稿日:7月 18, 2019 更新日:

■評価:★★★☆☆3

「スタントなしの究極アクション」

【映画】ミッション:インポッシブル/フォールアウトのネタバレなしのレビュー、批評、評価

IMF(Impossible Missions Force、不可能作戦部隊)のエージェント、イーサン・ハント率いる彼のチームは3つの盗まれたプルトニウムの回収を目前にしていた。しかし、突如現れた何者かによって奪われてしまう。イーサンのチームは、再びプルトニウムを奪い返す指令を下される。

本シリーズは『M:I-2』と『ミッション:インポッシブル/ローグ・ネイション』のみ鑑賞済み。
やたらとアマゾンレビューが良かったので観てみたが、評判通りアクションは凄い。
アラフィフを超えたアラシス、あと数年で還暦を迎えるオジサンとは思えないトム・クルーズの命をかけたアクションの連続だ。サイエントロジー教会から若返りの薬でも貰っているのかと疑うレベル。私にもくれないだろうか。

本当に一瞬の気の緩みで命を落としかねないアクションもあり、観ていて心配になる。といいつつ、あまりにやりすぎているので観ていてちょっと笑ってしまった。ホラーで良くあるやりすぎて笑えるのと同じ現象だ。

個人的にトム・クルーズのアクション映画は「ナイト&デイ」が一番好きだが、アクションのみで評価するなら今作に軍配が上がる。
トム・クルーズはスタントなしのアクションに拘っているみたいなので、彼が第一線で活躍し続けられる所以だ。
スタントマンを使う場合、顔が見えないよう撮影したりと多くの制約が発生してしまうため、スタントなしでやれるアクション俳優は貴重なんだそう。

そんなアクションの魅力に溢れた今作だが、具体的なアクションシーンへの言及はあなたの楽しみを削いでしまうので、1つに絞って見所を挙げたい。
ビルからビルに跳び移るシーンだ。
観ているだけでドキドキするようなスリリングなこのシーン、トム・クルーズは演じた際に足首を骨折している。しかも骨折した瞬間の映像が本編に使われているので、それを踏まえてみると臨場感が増す。

良い点ばかり挙げたが、言及せずにはいられないのはストーリーだ。
おまけ程度にしか思えないクオリティなのが残念である。何の魅力もない。
ハリウッド系アクション映画の悪役から絶大な支持を受ける逸品・プロトニウムを奪い合う話だ。今さらこんな設定の物語を見せられたところで、観客は誰もワクワクしないだろう。ハリウッドは一体何個のプロトニウムの奪い合ったら気が済むのか。

展開も裏をかく一辺倒っぷり。スパイ映画だからなんだろうけど、取って付けたような感は否めない。
もう少しシナリオを練ることに時間を割けなかったのだろうか。そもそも、作り込む気すらないんだろうなと思わせる出来栄えである。
アマゾンの批判的なレビューでは、吹き替えを担当したDAIGOや広瀬アリスに対して多かったが、それ以前の問題だ。

今作はなんと、あの有名なミステリー映画「ユージュアル・サスペクツ」の脚本家らしくて驚かされた。だが、ユージュアル・サスペクツ自体、ミステリーとしてのオチは素晴らしいがドラマ性は皆無なので、今作のようなシナリオを作ってしまうのは納得である。

シナリオの展開はシンプルでいいので、せめて設定のユニークさ、あるいは悪役の魅力は欲しい。できるなら両方。
例えばちょっと前にDVDで観た三池崇史版「十三人の刺客」なんてむちゃくちゃ面白かった。
女を好き放題に弄んだあと、四肢を切断してダルマにするようなサイコパスのお殿様を消すため、十三人の仲間を集めるといった内容。
実にシンプルかつ、ワクワクする設定である。そして悪役の魅力に富んだ最高のアクション映画だった。

あなたはこの映画、観たことがあるだろうか。
アクションシーンだけは本気で作りこんでいるので、観る価値があるとは言える。
シナリオの魅力にも溢れたハリウッドのアクション映画に出会いたいものだ。

ミッション:インポッシブル/フォールアウトの作品情報

■監督:クリストファー・マッカリー
■出演者:トム・クルーズ ヘンリー・カヴィル ヴィング・レイムス
■Wikipedia:ミッション:インポッシブル/フォールアウト
■映画批評サイト「rotten tomatoes」によるスコア
TOMATOMETER(批評家):97%
AUDIENCE SCORE(観客):88%

ミッション:インポッシブル/フォールアウトを見れる配信サイト

U-NEXT:○(有料)
Hulu:-
Amazonプライムビデオ:○(吹替・見放題)○(字幕・見放題)
ビデオパス:○(有料)
TSUTAYA TV:○(有料)
Netflix:-
※2019年7月現在

ミッション:インポッシブル/フォールアウトと関連性の高いおすすめ映画

ミッション:インポッシブル/フォールアウトの裏ジャンルである【スーパーヒーロー】に分類される映画。

『ハンコック』★★★☆☆3.5
飛行能力に超人的な力、不老不死の体。人間離れした能力を持つハンコックは、世間から嫌われていた。事件が発生した際、彼は良かれと思って助けに行くのだが、被害を考えずに悪人と戦ってしまうため、世間に迷惑ばかりかけていたのだ。ある日、ハンコックは慈善活動家のレイと出会い、彼からヒーローになるためのイメージ戦略を持ちかけられる。

この映画の一番好きなところは、何のコスチュームも来ていない普通の人間の姿のハンコックが、空を飛んだり、怪力で悪者を退治したりするところ。
妙に強さが生々しく感じられるのだ。
展開もなかなかユニークで、妙に記憶に残る一本となっている。

U-NEXT:○(見放題)
Hulu:-
Amazonプライムビデオ:○(吹替・見放題)○(字幕・見放題)
ビデオパス:○(見放題)
TSUTAYA TV:○(見放題)
Netflix:○(見放題)
※2019年7月現在

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名前:柴田
年齢:30代
小説家志望。
趣味は映画、読書、ゲーム(最近はスプラトゥーン2)、お笑い、筋トレなど。
長所は人を楽しませることに一生懸命、短所は顔が丸い。