映画の海

約1100本の映画を鑑賞した小説家志望の男が、ネタバレなしで映画のレビューや解説を書いてます。(直近で観たものに限る。たまにアニメ・ドラマ・小説も)面白いおすすめ映画を探している人向けのブログ。

⑩スーパーヒーロー

映画『ベイビー・ドライバー』ネタバレなしの感想。ゲームのようなアクロバットなカーアクションに魅せられる

投稿日:

■評価:★★★☆☆3

「新感覚の音楽カーアクション映画」

【映画】ベイビー・ドライバーのネタバレなしのレビュー、批評、評価

私は乗り物系アクションがそんなに得意ではない。
私のようなタイプの人は意外と多いのではないだろうか。
そもそも乗り物に関心がなく、車の運転も好きではない。唯一楽しいと思えるのはマリオカートくらいである。

乗り物系がダメであると確信したのは「トップガン」を観てからだ。(アメリカ海軍の戦闘機パイロットの青春群像を描いた航空アクション映画)
世間の評価は物凄く高いにも関わらず、何が面白いのかわからず、戦闘機のアクションシーンも退屈で仕方なかった。

「ベイビー・ドライバー」は世間的な評価も良く、Netflixで配信されることになったので観てみたが、冒頭から繰り出されるスタイリッシュなカーチェイスにすっかり魅了されてしまった。
まるでカーレースゲームを見ているようなアクロバットな運転は、手汗握る素晴らしいアクションだ。

ベイビーは平凡な青年だが、幼少期に遭遇した自動車事故の後遺症で耳鳴りに苦しめられていた。しかし彼は音楽を聴くことで集中力と反射神経が極限まで研ぎ澄まされ、天才的なドライビングセンスを発揮できる特異体質を持っていた。ある日、逃がし屋をしているベイビーは銀行強盗をした仲間を車に乗せ、持前のドライビングテクニックで逃げることに成功する。その帰り、レストランでウェイトレスのデボラと運命的な出会いを果たす。

ベイビーが音楽を聴くことでスイッチが入る、といった設定もまたゲーム的・漫画的で面白い。
個人的には、音楽を聞いてないときのポンコツな演出を分かりやすく入れて欲しかった。そっちのが音楽を聞きだしたときの覚醒感が強くなる。

もう一つユニークだったのが、BGMのリズムに合わせて物語が進行していく不思議演出である。
見ていて、すごく心地良い。
あまり見ない手法だが、分かりやすく伝えるならライトなミュージカルといったところ。
歌わないし踊らない。
が、日常の動作がBGMに合わせてリズミカルに進む。非常に新鮮で面白い。
銃撃戦ですらリズムに乗って進行するから拘りを感じる。

シナリオもシンプルで良かった。
張り切って複雑なプロットを組み込んでしまうとアクションの邪魔になってしまうので、この程度のシンプルさは好感が持てる。

キャラクターには1つだけ不満があり、ヒロインのデボラがなぜそこまでベイビーを愛するのかは謎だ。
彼女は途中でなかなかの決断を下すが、そんなに彼が良くしてくれた描写もないし、ちょっと無理がある。

この映画の一番のマイナス点は、やはりアクションだ。
オープニングを超えるアクションが後半に1つも見られない。ピークアウトがいくらなんでも早すぎる。
序盤にあれだけ素晴らしいものを見せてくれたので、観客は期待を煽られるのは当然だ。
だが、その期待に応えることには残念ながら失敗している。

乗り物系が苦手な人間でも、カーアクションが楽しめる可能性を示してくれたので、続編に期待である。
そういえばヒロインの子はかなり良かった。奔放なキャラがぴったり合っていて魅力的だ。

ベイビー・ドライバーの作品情報

■監督:エドガー・ライト
■出演者:アンセル・エルゴート リリー・ジェームズ
■Wikipedia:ベイビー・ドライバー
■映画批評サイト「rotten tomatoes」によるスコア
TOMATOMETER(批評家):93%
AUDIENCE SCORE(観客):86%

ベイビー・ドライバーを見れる配信サイト

U-NEXT:○(見放題)
Hulu:-
Amazonプライムビデオ:○(吹替・有料)○(字幕・有料)
ビデオパス:○(有料)
TSUTAYA TV:○(有料)
Netflix:○(見放題)
※2019年8月現在

ベイビー・ドライバーと関連性の高いおすすめ映画

ベイビー・ドライバーの裏ジャンルである【スーパーヒーロー】に分類される映画。

『アリータ: バトル・エンジェル』★★★☆☆3.5
地球と火星連邦共和国の間で繰り広げられた没落戦争から300年。地球は、空中都市”ザレム”と地上のクズ鉄町”アイアンシティ”に世界は分断されていた。クズ鉄町に居を構えるサイバネ医師のイドはある日、少女サイボーグの頭部を見つける。記憶を失っていた彼女にサイボーグの体を与え、アリータと名付けて、イドと一緒に暮らすことになる。

劇場で鑑賞したのだが、かなり3Dが美しく、ほれぼれする映像美だった。
アクションも見応えがあって素晴らしい。
アリータのやたら大きな目が特徴的で、最初は違和感を覚えたが、観ているうちに慣れてくるから不思議。

U-NEXT:○(有料)
Hulu:-
Amazonプライムビデオ:○(吹替・有料)○(字幕・有料)
ビデオパス:○(有料)
TSUTAYA TV:○(有料)
Netflix:-
※2019年8月現在

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執筆者:

名前:柴田
年齢:30代
小説家志望。
趣味は映画、読書、ゲーム(最近はスプラトゥーン2)、お笑い、筋トレなど。
長所は人を楽しませることに一生懸命、短所は顔が丸い。