映画の海

約1100本の映画を鑑賞した小説家志望の男が、ネタバレなしで映画のレビューや解説を書いてます。(直近で観たものに限る。たまにアニメ・ドラマ・小説も)面白いおすすめ映画を探している人向けのブログ。

⑦なぜやったのか?

映画『白い家の少女』ネタバレなしの感想。人里離れた白い家で暮す少女・リンの秘密とは?

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■評価:★★★☆☆3

「美しい花にも毒がある」

【映画】白い家の少女のレビュー、批評、評価

【B】アメリカ・ニューイングランドのウエルズ・ハーパーという小さな村。冬の海を見下ろす人里離れた丘に、白い家に住む13歳の少女リンがいた。ハロウィンの夜、仮装したフランクがリンの家を訪れる。フランクはリンの家の家主・ハレットの息子だった。リンはフランクに両親の所在を尋ねられると、「父は書斎で仕事中、母は天に召された」と答える。ある日、家主のハレットがリンの家を訪ねる。不審に思ったハレットに「父はどこ?」と尋ねられるが、リンは「留守だ」と答える。果たしてリンはどんな秘密を持っているのか。

若きジョディ・フォスターが主人公である少女リンを演じる。

ジョディ・フォスターといえば『羊たちの沈黙』のクラリスの印象が強い。
カニバリストでサイコキラーの元精神科医の囚人・レクター博士に接触し、ある事件の捜査協力を仰ぐFBI捜査官がクラリスである。
クラリスは胆力がある強い大人の女性。

対して、本作ではクラリスの印象が強いジョディ・フォスターとは思えない妖艶な少女だ。
特に印象的なのが目。
いかにも一筋縄ではいかないしたたかさが宿っている。

どこか儚い雰囲気もあり、多くの男たちが次々とリンに魅了されるのは納得。
余談だが、ジョディ・フォスターの当時の年齢は14歳。
にも関わらず、ちょっとした濡れ場シーンがあるのはちょっとびっくりさせられた。
法規制が厳しくなった今では考えられない。

と思って調べてみたら、なんとジョディの姉の吹き替えだそう。
さすがに本作が撮られた70年代でも、14歳に濡れ場は演じさせられないようだ。

物語に話を戻すが、導入はかなり引き込まれた。
冒頭から多くの人物がリンの住む白い家を訪ねる。

全員が父の所在を尋ねるのだが、リンは「仕事中」とか「寝てる」などと追い払う。
明らかにみえみえのウソで、観客は「もしかして命を奪ったのか?」といった疑念が頭に浮かぶ。

父に関する謎によって、物語にグイグイ引き込まれるのだ。
たった一つの謎でここまで引っ張れるのは、やっぱりジョディ・フォスターの存在感にある。

これが少年だったら、実に普通だ。
ジョディ・フォスターだからこそ、
「この可憐な少女が命を奪う残忍な所業に走ったのか?」
「だとしたら動機は何だ?」
と、観客は色々と思考を巡らさせられる。

とはいえ、70年代の映画。
びっくりさせられる展開もあったが、肝心の謎はそこまで衝撃を受けるレベルではない。

だが、若きジョディ・フォスターに振り回されるという体験こそが面白いので、観て損はない。
登場人物の少なさもあって、物語はかなりシンプルで見やすい。
94分という短さも良い。

あと、全然映画の内容とは関係ないのだが、リンの毛量の多さにもビックリした。
そろそろハゲが気になる年齢なので分けてほしいくらいである。

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■惡の華

■レオン

白い家の少女の作品情報

■監督:ニコラス・ジェスネール
■出演者:ジョディ・フォスター マーティン・シーン
■Wikipedia:白い家の少女(ネタバレあり)
■映画批評サイト「rotten tomatoes」によるスコア
TOMATOMETER(批評家):91%
AUDIENCE SCORE(観客):76%

白い家の少女を見れる配信サイト

U-NEXT:-
Hulu:-
Amazonプライムビデオ:○(Blu-ray)
TSUTAYA TV:-
Netflix:-
※2020年4月現在

-⑦なぜやったのか?

執筆者:

名前:柴田
年齢:30代
小説家志望。
趣味は映画、読書、ゲーム(最近はスプラトゥーン2)、お笑い、筋トレなど。
長所は人を楽しませることに一生懸命、短所は顔が丸い。