映画の海

約1100本の映画を鑑賞した小説家志望の男が、ネタバレなしで映画のレビューや解説を書いてます。(直近で観たものに限る。たまにアニメ・ドラマ・小説も)面白いおすすめ映画を探している人向けのブログ。

④難題に直面した平凡な奴

映画『アビス』ネタバレなしの感想。深海に潜り、未知の生命体と遭遇する

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■評価:★★★☆☆3.5

「未知の世界である”深海”」

【映画】アビスのレビュー、批評、評価

地球上の70%は海が占めている。
これほどまでに広大な海だが、人類は海について把握しているのはわずか5%だと言われている。
現代の科学を持った人類でも、特に深海は未知の世界である。

『ターミネーター』『タイタニック』『アバター』ジェームズ・キャメロン監督の本作『アビス』は深海の謎を題材としたSF映画となる。

海底油田の海中採掘基地付近の海域で、原子力潜水艦が行方不明になった。バッドら採掘基地の作業員は捜索依頼を受け、暗黒と水圧が支配する未知の海溝「アビス」へ向かう。だが、そこで待っていたのは、海底深くに生息する未知の生命体だった。だが、軍の特殊部隊から採掘基地へ派遣されたコフィは、未知の生命体の存在を信じなかった。原子力潜水艦が消えた原因をソ連の攻撃と信じたコフィは報復のため、消えた原子力潜水艦から核弾頭の極秘の回収を企てる。

ミステリアスな良い映画。
深海に謎の生物が潜んでいるというコンセプトだが、見事にワクワク感を与えてくれた。

ただ、本作はストーリーが少しいまいち。
本題となる未知の生命体の出番が異様に少ないのだ。

観客の多くは、「未知の生命体が人とどんな交流をするのか」を期待して本作を観賞しただろう。
だが、中盤まで対立軸となる軍人との戦いがずっと描かれる。

三時間あるうちの半分以上を軍人とのエピソードで占められているのは、ちょっとうっとしい。
ずっと「早く未知の生物を出してくれ」と思いながら観賞していた。
軍人との戦いなんて、別にこの映画じゃなくても観られるので。
せめて、未知との生物との交流と同時進行で見せて欲しかった。

『ゼルダの伝説』というシリーズのゲームがある。
前にネットの記事で読んで詳細は忘れてしまったのだが、終盤でとあるアイテムをゲットする。
あまりに魅力的なアイテムなため、プロデューサーの宮本茂は「このアイテム、面白いからもっと早く出したら?」と提案する。
だがディレクターの青沼英二は「こんなすごいアイテムを最初っから出したらゲームのクリアが簡単になっちゃいます」と答えた。

このアドバイスを生かして作られたのが、ゼルダの伝説シリーズの最新作『ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルド』だ。
魅力的なアイテムに該当するのが、滑空できる『パラセール』。

高い塔や山に登り、パラセールで一気に未知の土地にまで飛ぶことができるのだ。
ゲーム冒頭1時間でゲットできるこのアイテムがクソ面白くて、私はついつい何度も無駄に飛んでしまった。
本当に魅力的なアイテムである。
実際にこのゲームは世界中で異様な大ヒットを記録し、3年前に販売された今でも売れ続けているモンスターソフトとなっている。

まさにこんな感じだ。
本作を見て、「魅力的である未知の生物をもっと見せてくれ」って思った観客は多いはず。

それ以外は良かった。
ヒロインと主人公に、それぞれ強烈な困難が訪れる。
目を覆いたくなるほどに辛い展開のため、画面に食い入るよう観てしまった。
深海の恐ろしさを見事に描いたシーンである。

壮大で、ミステリアスなエンタメ映画。
さすがはジェームス・キャメロンである。

実際に存在する未知の領域を題材とする映画はコチラ。

■インターステラー

アビスの作品情報

■監督:ジェームズ・キャメロン
■出演者:エド・ハリス メアリー・エリザベス・マストラントニオ
■Wikipedia:アビス
■映画批評サイト「rotten tomatoes」によるスコア
TOMATOMETER(批評家):89%
AUDIENCE SCORE(観客):83%

アビスを見れる配信サイト

U-NEXT:○(見放題)
Hulu:○(見放題)
Amazonプライムビデオ:○(DVD)
TSUTAYA TV:-
Netflix:-
※2020年5月現在

-④難題に直面した平凡な奴

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名前:柴田
年齢:30代
小説家志望。
趣味は映画、読書、ゲーム(最近はスプラトゥーン2)、お笑い、筋トレなど。
長所は人を楽しませることに一生懸命、短所は顔が丸い。