映画の海

約1100本の映画を鑑賞した小説家志望の男が、ネタバレなしで映画のレビューや解説を書いてます。(直近で観たものに限る。たまにアニメ・ドラマ・小説も)面白いおすすめ映画を探している人向けのブログ。

⑥バディとの友情

映画『センセイ君主』ネタバレなしの感想。恋に生きるパワフルな女子高生がイジワルな担任教師を落としにかかる

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■評価:★★★★☆4

「バカ元気な女子高生×クールで意地悪な先生」

【映画】センセイ君主のレビュー、批評、評価

幸田もも子による、別冊マーガレットに2013年8月号から2017年7月号まで連載された同名タイトルの漫画が原作の実写映画となる。

告白が7連敗中の佐丸あゆはは、恋に生きるパワフルな女子高生。ある日、クラス担任の代理でやってきた数学教師の弘光由貴に恋をする。先生はイケメンだが、冷徹でひねくれ者。先生にどんなにバカにされても「絶対に先生を落としてみせます!」とあゆはは宣言する。すると先生は「そこまで言うなら落としてみなよ」と挑発。ここからあゆはの、完全に間違った恋の猛アタックが始まる。

アマゾンレビューの評価が異様に高かったので、軽い気持ちで見てみたが、思った以上のクオリティでびっくり。
本作は少女漫画が原作のラブコメなので、男である私にはそんなに刺さらないだろうと、あまり期待をしていなかった。
こんな発言をしたらファンに失礼だが、想像の10倍は面白かった。

正直、ストーリーは普通である。
非モテの女子高生が、惚れた先生に挑発され、振り向いてもらうために奮闘する。
特別な設定ではないし、過去にも似たような作品はありそう。

本作の何が凄いって、コメディ演出である。
とにかく笑える。
大のオッサンが、普通に何度も声に出して笑ってしまったのだ。

クスっと笑う程度の映画はいくらでもある。
だが、この映画には、堪えきれずにゲラゲラと笑い声を上げてしまった。

笑いのツボを刺激した主犯格は、主人公の佐丸あやはに扮した浜辺美波である。
浜辺美波のブサイクな顔芸には驚かされた。
普段は可愛い顔をした子だが、顔芸を見せるときの吹っ切れっぷりが尋常じゃない。
普通ここまで振り切るか?

役に対しての全力っぷりが伝わってきて、めちゃくちゃ好感が持てる。
この子、性格良さそう。
とくに口元のブサイクっぷりが印象的で、南海キャンディーズの山ちゃんの唇にしか見えなかった。
きっと浜辺美波は、心から女優という仕事が好きで、手にした役のすべてを全力で取り組むタイプなのだろう。

ブサイクな演技もできると嫌味が消失するので、女性からも好感が持たれそう。

元々浜辺美波の映画は何本が観ている。
賭グルイの演技もなかなかぶっ飛んでいたが、あの映画はストーリーが素晴らしかった。

本作は完全に浜辺美波で成り立っている映画となっている。
浜辺美波をキャスティングしたから成功したのであって、他の若手女優ではここまで笑えなかったと思う。
大型新人コメディエンヌだ。

先生に扮した竹内涼真は完全に一歩引いて、浜辺美波を立てていたのも素晴らしい。
先生があれだけクールだから、緊張と緩和が効いて笑いに繋がっている。
先生が担った役割もかなり大きい。

もちろん役者陣の好演も素晴らしいが、監督の感性による部分も大きい。
この監督、かなりの演出上手ではないだろうか。
この手のシンプルなラブコメを男の観客も大満足させるくらいのクオリティに仕上げるのだから、恐ろしい腕である。

さすがにラストの展開は「先生、自分にうぬぼれすぎじゃないかな?」とは思ってしまったが、もう関係ない。
ちょっとしたシナリオの違和感なんてどうでもいい。
映画そのものに惚れてしまったのでALL OKである。

笑える映画はコチラ。

■記憶にございません!

■ダンスウィズミー

■スウィート17モンスター

■ファイナルファンタジーXIV 光のお父さん

センセイ君主の作品情報

■監督:月川翔
■出演者:竹内涼真 浜辺美波 佐藤大樹 川栄李奈
■Wikipedia:センセイ君主

センセイ君主を見れる配信サイト

U-NEXT:-
Hulu:-
Amazonプライムビデオ:○(有料)
TSUTAYA TV:○(有料)
Netflix:○(見放題)
※2020年6月現在

-⑥バディとの友情

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名前:柴田
年齢:30代
小説家志望。
趣味は映画、読書、ゲーム(最近はスプラトゥーン2)、お笑い、筋トレなど。
長所は人を楽しませることに一生懸命、短所は顔が丸い。