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約1100本の映画を鑑賞した小説家志望の男が、ネタバレなしで映画のレビューや解説を書いてます。(直近で観たものに限る。たまにアニメ・ドラマ・小説も)面白いおすすめ映画を探している人向けのブログ。

⑦なぜやったのか?

映画『ワイルドシングス』ネタバレなしの感想。人気の高校教師が女子生徒から強姦で起訴される

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■評価:★★★☆☆3.5

「愛」

【映画】ワイルドシングスのレビュー、批評、評価

どんでん返しで有名なミステリー映画。
(厳密にはセクシースリラー。謎解きを楽しませる目的の脚本ではないため)

インパクトのあるどんでん返しや、印象的なセクシーシーンも相俟って興行的にも成功を収めている。
いったいどんな風に華麗にどんでん返しを決めてくれるのか、ワクワクしながら鑑賞に至った。

フロリダ州の静かな港町ブルーベイ。女子生徒から注目を集める、高校の進路指導教諭サム・ロンバートは教え子でもある女子生徒ケリー・バン・ライアンからレイプされたと訴えられる。サムは人気者であり、ケリーの母サンドラが地元で有名な富豪だった点などから、センセーショナルな事件として町を大きくにぎわす。無実を訴えるサムは、頼りなさげなボウデン弁護士に依頼。地元警察の刑事レイ・デュケは捜査を進めると、ケリーの同級生スージー・トーラーもかつてサムにレイプされていた事実が発覚。サムに圧倒的に不利な状況の中、で公判が始まる。だが思いもよらぬ展開を迎える。

結果としては結構、楽しめた。
どんでん返しの量にはビックリさせられる。
特に後半はもはやヤケクソのごとく、連続でぶち込んでくる。

面白いっちゃ面白いが、軽薄に見える。
なぜなら、伏線が張られていないのだ。
唐突に「はい、実は●●でした~ベロベロバ~」といった形で情報が明かされるので、後出しじゃんけんんといった印象。

例えば『アヒルと鴨のコインロッカー』『ラッシュライフ』の伊坂幸太郎作品のように、緻密に伏線をちりばめて、どでかいどんでん返しを一発食らわせてくれたほうが個人的には見応えがある。
「あの違和感のあるシーンはこういう意味があったのか!」と思い、読者からすると点と点が線でつながる快感がある。
なので、本作のどんでん返しは物足りなさがある。

ただ、本作は愛をテーマにしているのが良かった。
愛は複雑だし、思いもよらぬ結果をもたらす不確定なファクターである。

男女関係のグラグラ感が非常に観ていてスリリングなのだ。
「愛憎」という言葉の通り、愛は時に憎しみを生む。

本作ではセクシーシーンが印象的な要素の一つとして数えられる。
愛をテーマにしているだけあって、セクシーなシーンに意味をもたらしているのも良い。
とくにケリーに扮したデニス・リチャーズは色気が大爆発していて素晴らしい。

あと、ケリーのお母さんの性交シーンも一度映される。
あまりに獣じみた性交で笑ってしまった。
色っぽいシーンのはずなのに、雄叫びのような喘ぎ声に意識が向かう。
ある意味、本作の見どころの一つ。

続編も4まで制作されているが、本作との関連性は皆無とのこと。
作中に何度も訪れるどんでん返しやセクシーシーンが、コンセプトの一つとして踏襲されている。

どんでん返しの軽薄さが理由なのか「rotten tomatoes」は評価が低め。
だが、シンプルなエンタメを求める人なら普通に楽しめると思う。
見所も多くて、割とおすすめ。

セクシーなミステリー映画はコチラ。

■ヒドゥン・フェイス

ワイルドシングスの作品情報

■監督:ジョン・マクノートン
■出演者:ケヴィン・ベーコン マット・ディロン ネーヴ・キャンベル デニス・リチャーズ
■Wikipedia:ワイルドシングス(ネタバレあり)
■映画批評サイト「rotten tomatoes」によるスコア
TOMATOMETER(批評家):63%
AUDIENCE SCORE(観客):53%

ワイルドシングスを見れる配信サイト

U-NEXT:○(見放題)
Hulu:-
Amazonプライムビデオ:○(字幕・有料)
TSUTAYA TV:○(有料)
Netflix:-
※2020年7月現在

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名前:柴田
年齢:30代
小説家志望。
趣味は映画、読書、ゲーム(最近はスプラトゥーン2)、お笑い、筋トレなど。
長所は人を楽しませることに一生懸命、短所は顔が丸い。