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約1100本の映画を鑑賞した小説家志望の男が、ネタバレなしで映画のレビューや解説を書いてます。(直近で観たものに限る。たまにアニメ・ドラマ・小説も)面白いおすすめ映画を探している人向けのブログ。

⑥バディとの友情

映画『ロング・ショット 僕と彼女のありえない恋』ネタバレなしの感想。ヒゲ面でダサい無職の男と、才色兼備の大統領候補の女性が出会う

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■評価:★★★☆☆3

「逆シンデレラストーリー」

【映画】ロング・ショット 僕と彼女のありえない恋のレビュー、批評、評価

シンデレラストーリー……童話「シンデレラ」の主人公のように、有名ではない一般人女性が、短期間で見違えるほどの成長と幸福を手にする成功物語を指す。

映画で例えるなら『プリティ・ウーマン』。
実業家とコールガールが出会い、次第に惹かれ合う姿を描いたアメリカ的シンデレラストーリーである。

本作は逆シンデレラストーリーをコンセプト・テーマとした物語。
無職で野暮ったい見た目の男と、美人でハイ・ステータスの女性とのラブストーリーを描く。

2019年、ニューヨーク。アメリカの国務長官として働く才色兼備のシャーロット・フィールドは大統領選への出馬を目前としていた。ある日、シャーロットは、ジャーナリストのフレッド・フラスキーと再会を果たす。フレッドは自分の職場がメディア王のパーカー・ウェンブリーに買収されたことを知って憤慨して自主退職をしていた。フレッドが幼い頃、近所に住むシャーロットが自身のベビーシッターを務めていた。フレッドにとって、シャーロットは初恋の女性だった。シャーロットは若き日の自分をよく知るフレッドに、大統領選挙のスピーチ原稿作りを依頼する。仕事のパートナーとなった二人を少しずつ惹かれ合っていき……。

キャラクターがとにかく魅力的。
主人公の男フレッドはユーモラスで、常に何かをディスったりしてボケをかます。
一方で、ヒロインのシャーロットは真逆のお堅いキャラクター。
男勝りな気丈さで、表情にも常に緊張感がある。
だが、たまにぶっ飛んだ行動を見せてくれて笑える。
中盤以降で、シャーロットがクスリを摂取するシーンがあって、かなり笑わせてくれた。

本作は逆シンデレラストーリーだが、ならではの描き方が少ないのが残念だった。
つまり、シンデレラストーリーの男と女の立場をただ逆転させただけの印象が強い。

もっと男性ならではの、女性ならではの葛藤を描いてほしい
例えば主人公の男はプライドが高くて、女性に助けてもらうのを良しとしない性格だとか。
あるいはヒロインは、本当は女性らしさにあふれているけど、世間からは強い女性に見られ、演じないといけない葛藤があるなど。
逆シンデレラストーリーというコンセプト自体はユニークで興味深いのでもったいない。

男女同権が騒がれる昨今。
だが、完全な男女同権は不可能である。
どうしても男と女は体の作りが違うから、それぞれが担う役割が存在する。
例えば女性は妊娠したり、男性は女性と比べて力が強かったりなど。

『アンチ男女同権』といったテーマをとした脚本なら、本作はもっと評価されたはず。
脚本をもっと作り込んでほしかった。

あと、シンプルに、主人公フレッドが男として魅力的ではない。
フレッドのキャラは面白い。
だが見た目はクマみたいにヒゲ面。服装もカジュアルすぎてダサい。腹も出てる。
才色兼備で、男には困らないであろうシャーロットが、なぜフレッドに惚れるのかの説得力に欠ける。

もっとイケメンでも良かった。
ギャンブルで豪華客船の乗船費を稼ぐ、売れない若手画家のように。

そこそこ楽しめる映画ではあったが、突き抜けるほどではなかった。

身の丈に合わない恋愛映画はコチラ。

■センセイ君主

ロング・ショット 僕と彼女のありえない恋の作品情報

■監督:ジョナサン・レヴィン
■出演者:シャーリーズ・セロン セス・ローゲン
■Wikipedia:ロング・ショット 僕と彼女のありえない恋(ネタバレあり)
■映画批評サイト「rotten tomatoes」によるスコア
TOMATOMETER(批評家):81%
AUDIENCE SCORE(観客):74%

ロング・ショット 僕と彼女のありえない恋を見れる配信サイト

U-NEXT:○(有料)
Hulu:-
Amazonプライムビデオ:○(字幕・有料)
TSUTAYA TV:○(有料)
Netflix:-
※2020年8月現在

-⑥バディとの友情

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名前:柴田
年齢:30代
小説家志望。
趣味は映画、読書、ゲーム(最近はスプラトゥーン2)、お笑い、筋トレなど。
長所は人を楽しませることに一生懸命、短所は顔が丸い。