映画の海

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①家のなかのモンスター

映画『アクエリアス』ネタバレなしの感想。ミュージカルのリハーサルをする舞台に殺人鬼が忍び込む

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■評価:★★☆☆☆2.5

「舞台での惨劇」

【映画】アクエリアスのレビュー、批評、評価

『サスペリア』でおなじみ、イタリアン・ホラーの巨匠ダリオ・アルジェント監督の愛弟子、ミケーレ・ソアヴィ監督の劇場映画デビュー作。

町はずれの古びた劇場で、ミュージカルの最終リハーサルが行われていた。練習中に足を痛めた女優のアリシアは、口うるさい演出家の目を盗んで、女性スタッフと共に近隣の病院を訪ねる。だが、そこには連続殺人鬼の男が幽閉されていた。男は病院を脱走し、アリシアたちの車に忍び込む。

ダリオ・アルジェント監督の愛弟子ということで、確かにダリオ・アルジェントの代表作『サスペリア』らしいテイストが随所に感じられる。
例えばポイントとなるシーンで流れるエレクトロニックな音楽。
不安や緊張感を煽る電子音が実に印象的だった。
私はもしかしたら、本作で一番好きな要素が音楽かもしれない。
そのくらい耳に残る本作を象徴するメロディである。

演劇の舞台での惨劇なので、やはりバレエ・ダンサーを題材とした『サスペリア』をイメージさせられる。
本作はスプラッター・ホラーであり、ハードな描写も多い。
だが、アーティスティックな舞台での惨劇は妙に美しく見える。
もちろん、定番である人里離れた山のコテージよりも味があって良いが、こういった舞台は妙に品が付与される。

本作はストーリーだけでいうと、凡庸な内容である。
閉鎖された空間で、舞台の演者やスタッフらは、普通にサイコキラーから逃げ回り、普通に一人ずつ命を奪われていく。
まったくもって独自性を感じられないシンプルな流れ。

あと、サイコキラーが終盤で、命を奪った人らを集めるシーンがある。
あれの意味がよくわからなかった。
自分の理想とする舞台を作りたかったとか、そういう含みがあるのだろうか。
印象的ではあるが、明瞭さにかける変なシーン。

命を奪う手段も斧、チェーンソーといった、同ジャンルの映画で目にしてきた凶器ばかり。
1つだけ「おおっ」って思った凶器はあったが。

映画の内容とは関係ないんだが、イタリア映画なのに話す言語が英語なのは疑問。
地味に気になった。

ざっくりとしたレビューになってしまったが特別、B級映画ファン以外はおすすめし難い映画。
私はシナリオ重視の映画ファン。
面白い映画が好きで、退屈な映画はあまり好きではないので、本作は物足りない内容だった。
もう少し本作を特徴づけるナニカが欲しかった。

おすすめのB級ホラー映画はコチラ。

■戦慄怪奇ファイル コワすぎ!FILE-01【口裂け女捕獲作戦】

アクエリアスの作品情報

■監督:ミケーレ・ソアヴィ
■出演者:デヴィッド・ブランドン バーバラ・クピスティ ドン・フィオーレ ロバート・グリゴロフ
■Wikipedia:アクエリアス(英語)
■映画批評サイト「rotten tomatoes」によるスコア
TOMATOMETER(批評家):-
AUDIENCE SCORE(観客):60%

アクエリアスを見れる配信サイト

U-NEXT:-
Hulu:-
Amazonプライムビデオ:○(Blu-ray)
TSUTAYA TV:-
Netflix:-
※2020年9月現在

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名前:柴田
年齢:30代
小説家志望。
趣味は映画、読書、ゲーム(最近はスプラトゥーン2)、お笑い、筋トレなど。
長所は人を楽しませることに一生懸命、短所は顔が丸い。