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②金の羊毛

映画『ハリー・ポッターと賢者の石』ネタバレなしの感想。いじめられっ子の少年に魔法学校の入学許可証が届く

投稿日:10月 11, 2020 更新日:

■評価:★★★★☆4

「魔法って楽しい。冒険ってワクワクさせられる」

【映画】ハリー・ポッターと賢者の石のレビュー、批評、評価

イギリスの児童文学作家、J・K・ローリングが1997年に発表した、子供向けファンタジー小説ハリー・ポッターシリーズの第1巻『ハリー・ポッターと賢者の石』。
その映像化作品が本作となる。

シリーズは全7巻。
刊行順は以下の通りである。

★ハリー・ポッターと賢者の石
ハリー・ポッターと秘密の部屋
ハリー・ポッターとアズカバンの囚人
ハリー・ポッターと炎のゴブレット
ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団
ハリー・ポッターと謎のプリンス
ハリー・ポッターと死の秘宝 PART 1
ハリー・ポッターと死の秘宝 PART 2

2001年の公開当時、日本では絶大な人気を誇った。
興行成績は『千と千尋の神隠し』『タイタニック』に次ぐ第3位を記録した。
興行収入は203億円。
のちに『アナと雪の女王』(2014年公開)、『君の名は。』(2016年公開)に抜かれ、現在は第5位となる。

10年前に両親を失った少年ハリー・ポッターはロンドン近郊のサレーに住むダーズリー家に引き取られていた。伯父バーノンと伯母(母親の姉)ペチュニアからは虐待を受け、その息子で同い年の従兄ダドリーからも虐めを受けていた。だが、ハリーはダドリーから瞬間移動で逃げたり、蛇と話せたりと、自身が持つ奇妙な能力に困惑していた。1991年。11歳を目前にしたとき、ホグワーツ魔法魔術学校からハリー宛に入学許可証が届く。

私が専門学生のころに、本作『ハリー・ポッターと賢者の石』は劇場公開された。
私はすでに映画好きだったし、当時は流行っていたこともあって鑑賞してみたが、いまいち楽しいとは思えなかった。

20年近い歳月を経て、改めて今、鑑賞したらびっくりした。
めちゃくちゃ面白かった。

第一に素晴らしかったのは、緻密に作り込まれた世界観。
随所に盛り込まれたファンタジーのアイディアが素晴らしかった。
一つ一つが観客を楽しませるのだ。

上手いなって思ったのが、我々が生きる現実の延長戦で、ファンタジーを描いている。
だから観客は世界に入りやすい。

まずは9と3/4番線。
誰もが利用する普通の駅の9番線の柱が、実はホグワーツ魔法学校行きの列車が走る9と3/4番線への入り口なのだ。
このアイディアには唸らされた。
ハリーポッターファンなら、みんな柱にダイブしてたんこぶを作るだろう。

他にも魔法が吹き込まれた不思議なお菓子、魔法を使えるようになる杖、動いて喋る写真の額縁。
新聞の写真すらも動くのだ。
私たちが普段、日常的に目にするものが魔法に覆われているのだ。
思わずテンションが上がってしまう。
他にどんな魔法にかかったもので楽しませてくれるのか、ワクワクさせられる。

私が特に関心したのは、学校で流行っているスポーツ。
ホウキに乗って空を飛び、ボールを敵のゴールに入れて点数を競うチーム戦のクィディッチ。
サッカーをファンタジーとして表現していて面白い。
もっといろんな魔法を駆使したニュー・スポーツを見せてほしかったくらい。
魔法×野球とか魔法×格闘技など。

このように、至るところに盛り込まれたユーモラスなファンタジーのアイディアで楽しませてくれる。
すっかりホグワーツの世界観に入り込んでしまった。
本当に素晴らしい作品。
なぜ、日本を含む世界中でここまで流行ったのかは納得である。
作者のJKローリングも、相当に気合いを入れて作り込んだと思われる。

あと、意外とストーリーはミステリーだったのはびっくりした。
本作の前半は、ホグワーツ魔法学校の世界観を伝えるパート。

中盤に差し掛かる辺りで、いよいよ本題に入る。
ホグワーツにはケルベロス(三頭犬)が守る秘密の扉がある。
さらに、ハリーの友達で、ホグワーツ学校の森番のハグリッドが何かを隠している。
なぜ隠すのか。
ハリーや仲間たちは好奇心で、その謎を追求する。
何やらハリーら以外にも秘密の扉を突破して、中にある何かを狙っているヤツもいる。
果たして誰なのか。
何のために狙うのか。

不満点もいくつかある。
できたら、もう少し魔法のルールを緻密に設定してほしかった。
魔法を使うためのエネルギー源は何なのかとか。
あるいは、魔法の種類や、魔法の習得条件なんかも、もう少し細かい設定して見せてほしい。
設定してくれると前フリとなってワクワクさせられる。
さらに、悪役を魅力的にするメリットにもなる。
つまり生徒たちが難しい高難易度の魔法を、悪役が余裕で使いこなすってなったら、自然と観客は恐ろしさを覚える。

本作は、悪役の魅力が皆無。
それだけは残念だった。

とはいえ、よくできた作品なのは間違いない。
150分という長尺なのに、あっという間にエンドロールを迎えていた。
このまま一気に最後まで鑑賞して、すべての作品をレビューしていきたい。

ファンタジーのおすすめ作品はコチラ。
■カールじいさんの空飛ぶ家

■メイドインアビス(TVアニメ)

■メイドインアビス 深き魂の黎明

ハリー・ポッターと賢者の石の作品情報

■監督:クリス・コロンバス
■出演者:ダニエル・ラドクリフ ルパート・グリント エマ・ワトソン
■Wikipedia:ハリー・ポッターと賢者の石(ネタバレあり)
■映画批評サイト「rotten tomatoes」によるスコア
TOMATOMETER(批評家):81%
AUDIENCE SCORE(観客):82%

ハリー・ポッターと賢者の石を見れる配信サイト

U-NEXT:○(有料)
Hulu:○(見放題)
Amazonプライムビデオ:○(吹替・有料)○(字幕・有料)全8作一括レンタル(吹替・有料)全8作一括レンタル(字幕・有料)
TSUTAYA TV:○(有料)
Netflix:-
※2020年10月現在

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名前:柴田
年齢:30代
小説家志望。
趣味は映画、読書、ゲーム(最近はスプラトゥーン2)、お笑い、筋トレなど。
長所は人を楽しませることに一生懸命、短所は顔が丸い。