映画の海

約1100本の映画を鑑賞した小説家志望の男が、ネタバレなしで映画のレビューや解説を書いてます。(直近で観たものに限る。たまにアニメ・ドラマ・小説も)面白いおすすめ映画を探している人向けのブログ。

②金の羊毛

映画『ペーパーボーイ 真夏の引力』ネタバレなしの感想。兄弟が一人の女性に依頼され、殺人事件の真相を調査する

投稿日:

■評価:★★★☆☆3.5

「マイノリティ」

【映画】ペーパーボーイ 真夏の引力のレビュー、批評、評価

1995年に発表されたピート・デクスター著の小説『ペーパーボーイ』を原作としたミステリー映画。

1969年、アメリカのフロリダ州。新聞配達員の青年ジャックは大学を中退し、退屈な日々を過ごしていた。ある日、謎の女シャーロットと出会い、一目で恋に落ちた。だが、シャーロットには獄中の婚約者ヒラリーがおり、ジャックは切ない想いを募らせる。シャーロットはヒラリーの冤罪を証明するため、ジャックの兄で新聞記者のウォードへ調査を依頼する。取材助手を務めることになったジャックは、事件の真相を追求するために奔走。事態は思わぬ方向へと舵を切る。

個人的な趣向だが、役者陣が魅力的。

『インターステラー』のマシュー・マコノヒー。

『セブンティーン・アゲイン』『ヘアスプレー』ザック・エフロン。

『聖なる鹿殺し』のニコール・キッドマン。

私の大好きな映画に出演している3人が、本作はメイン・キャストとして出演している。
これだけで、かなりテンションが上がってしまった。
上記に挙げた映画は私が2回以上観るほど、特別に好き。
そのキャストら3人が、1つの作品に集結するってなかなかない。

本作を鑑賞して、改めて思ったのがザック・エフロンのイケメンっぷり。
この男の顔の整い方は異常じゃないか?
逆に染色体が異常をきたしたんじゃないか?って思えるほどの完璧すぎる顔立ち。
目が印象的で、『吸い込まれるような眼差し』とはまさにこのこと。

しかも性格がよさそうな顔貌が憎い。
マッチョだし、いったい前世でどれほど苦労をしたんだろうか。
さぞかし奴隷としてムチを叩かれながら、ピラミッドの石でも運んでいたのだろう。

ニコール・キッドマンの演技も素晴らしかった。
悪い男が大好きな年上の女性・シャーロットを演じているのだが、妙な色気がある。
獄中結婚した婚約者・ヒラリーと面会の際のあえぎ声を漏らすシーンは興奮したし、異様な迫力があった。
ザック・エフロン扮するジャックがなぜ、シャーロットに恋するのかが納得できる妖艶さがある。

ニコール・キッドマンは本当に狂った演技が似合う。
彼女自身、正当派の美人ではない癖のある顔立ちなので、変わった役はぴったりである。
『聖なる鹿殺し』で演じた主人公の妻役は忘れられないほど、インパクト抜群だった。

本作は、ストーリーもかなりの見応えがある。
前半は割とゆったり気味。
なかなか上手くいかない三角関係のもやもや感を、まったりと描いている。

「退屈だなあ」とスマホに手を伸ばした終盤に差し掛かる辺りで、物語が一気に動き出す。
まさかすぎる想定外の展開で度肝を抜かされる。

序盤はミステリー調で進んでいくが、スリラーとしての要素が強い。
スリラー映画として、人に薦めたい映画である。

大きな欠点は掴みの悪さ。
冒頭が本当につまらない。
キャラクターの特徴が良くわからないし、冤罪を晴らすための行動をもっと魅力的に描いてほしい。
例えば、冒頭からやばいところに聞き込みに行って命を奪われかけたりなど。
あまりに序盤が地味なので、掴みが良かったらこの映画、もっと流行っていたのでは?

舞台が1960年代。
マイノリティが迫害を受ける時代なので、この時代設定となる。
黒人やらゲイやら、あらゆるタイプのマイノリティの苦しみが描かれる。

年の離れた異性に振り回される作品はコチラ。

■センセイ君主

ペーパーボーイ 真夏の引力の作品情報

■監督:リー・ダニエルズ
■出演者:マシュー・マコノヒー ザック・エフロン ジョン・キューザック ニコール・キッドマン
■Wikipedia:ペーパーボーイ 真夏の引力
■映画批評サイト「rotten tomatoes」によるスコア
TOMATOMETER(批評家):45%
AUDIENCE SCORE(観客):33%

ペーパーボーイ 真夏の引力を見れる配信サイト

U-NEXT:○(見放題)
Hulu:-
Amazonプライムビデオ:○(字幕・有料)
TSUTAYA TV:○(見放題)
Netflix:-
※2020年11月現在

-②金の羊毛

執筆者:


comment

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

関連記事

名前:柴田
年齢:30代
小説家志望。
趣味は映画、読書、ゲーム(最近はスプラトゥーン2)、お笑い、筋トレなど。
長所は人を楽しませることに一生懸命、短所は顔が丸い。