映画の海

約1100本の映画を鑑賞した小説家志望の男が、ネタバレなしで映画のレビューや解説を書いてます。(直近で観たものに限る。たまにアニメ・ドラマ・小説も)面白いおすすめ映画を探している人向けのブログ。

⑨組織のなかで

映画『未来世紀ブラジル』ネタバレなしの感想。コンピュータが全国民を管理する近未来を描く

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■評価:★☆☆☆☆1

「管理社会」

【映画】未来世紀ブラジルのレビュー、批評、評価

中華製のアプリや中華メーカーのスマホが、顧客のデータを抜き取っている話を最近、良く耳にする。
10代を中心に流行っているTIK TOK。
今年、リリースされたTVゲーム『原神』にも、データを送信するプログラムがあると一部で話題になった。

資本主義の国ではたびたび、管理社会への警鐘を鳴らす映画が製作される。
アメリカ映画である本作『未来世紀ブラジル』もその一つである。

20世紀のどこかの国。国を統括する巨大組織・情報省により、国民は厳しく統制されていた。町では爆弾テロが頻発していた。ある日、情報省はコンピュータの故障により、テロの容疑者「タトル」を「バトル」と打ち間違える。無関係なバトル氏を無理やり連行していく。一部始終を目撃するトラック運転手の女性・ジルが役所に抗議する。だが、全く相手にされなかった。一方で情報省に勤めるサムは、近頃、翼の生えたナイトの格好で囚われの美女を助け出す奇妙な夢を見ていた。情報省に抗議に来ていたジルがその美女にそっくりだということに気づき、彼女の情報を手にしようと奮闘する。

絶望的に合わなかった。
面白い・つまらないというか、この映画の世界観やユーモア・展開、すべてがことごとく私のツボから外れていた。

このタイプの映画とは、たまに遭遇する。
シュール・コメディといったら良いのか、あるいは不条理コメディといったら良いのか。

とにかく登場人物から展開から、何から何までバカっぽい。
本作の事件のきっかけは、虫がタイプライターに入り込んでしまい、テロの容疑者「タトル」から「バトル」へ、ミスタイプされたことにある。

導入からバカっぽさ全開である。
IQ2くらいのバカっぽさ。(ディスっているのではなく)
先行きの心配をしながら鑑賞したが、やはり不安は的中である。

この後も夢で見た、羽のはえた美女と瓜二つの女性を現実で見掛けて追いかけたり。
あるいは母のぶっ飛んだ整形方法など。

何もかもがバカっぽいのだ。
あまりに癖が強すぎる。
この手のシュールさが好きな人もいるんだろう。
だが、合わない人からしたら、最後まで観続けるだけでも苦行に近い。
実際に集中力は途切れまくったし、早く終わってくれることを願いながらの鑑賞だった。

舞台が近未来のSFのせいで、バカっぽさ・チープさがより強調される。
爆破シーンなんて、特撮丸出しである。

あと共感出来る人は一定数いるだろう。
フィクション・レベルが高いSFも、私は苦手である。
例えばスターウォーズとか、ガーディアンズ・オブ・ギャラクシーがそれにあたる。
明らかにフィクションであるSF。
これがどうも苦手なのだ。

逆に『インターステラー』や『2001年、宇宙の旅』のようなリアリティを追求したSFは楽しめる。
誰かがSF=社会実験、なんて説明をしていた。
まさにそういう現実の延長線にあるリアリティが楽しいのだ。

恐らくだが、フィクション色の強いSFの、その世界観に乗ってあげないといけない労力が辛いのだろう。

本作の前にリュック・ベッソン監督の『フィフスエレメント』を鑑賞した。
まさかの『フィフスエレメント』もフィクションレベルの高いSF。
あまりに癖の強すぎて、途中で脱落してしまった。
このブログを初めての脱落映画である。

とにかく本作は観るのがしんどかった。
気合いで最後まで鑑賞したが、恐らく私はテリー・ギリアム作品は死ぬまで観ることはないだろう。

おすすめのSFはコチラ。

■TENET テネット

■インターステラー

未来世紀ブラジルの作品情報

■監督:テリー・ギリアム
■出演者:ジョナサン・プライス ロバート・デ・ニーロ マイケル・ペイリン
■Wikipedia:未来世紀ブラジル(ネタバレあり)
■映画批評サイト「rotten tomatoes」によるスコア
TOMATOMETER(批評家):98%
AUDIENCE SCORE(観客):90%

未来世紀ブラジルを見れる配信サイト

U-NEXT:-
Hulu:-
Amazonプライムビデオ:○(字幕・見放題)
TSUTAYA TV:-
Netflix:-
※2020年11月現在

-⑨組織のなかで

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名前:柴田
年齢:30代
小説家志望。
趣味は映画、読書、ゲーム(最近はスプラトゥーン2)、お笑い、筋トレなど。
長所は人を楽しませることに一生懸命、短所は顔が丸い。