映画の海

約1100本の映画を鑑賞した小説家志望の男が、ネタバレなしで映画のレビューや解説を書いてます。(直近で観たものに限る。たまにアニメ・ドラマ・小説も)面白いおすすめ映画を探している人向けのブログ。

②金の羊毛

映画『ピッチ・パーフェクト』ネタバレなしの感想。流されるままに入ったアカペラグループで全国大会を目指す女子を描く

投稿日:

■評価:★★★☆☆3.5

「歌は楽しい」

【映画】ピッチ・パーフェクトのレビュー、批評、評価

本作のタイトルを見たとき、「性格の悪いビッチが何かを完璧に成し遂げるのか?」といったイメージを持った。
だが良く見ると、
×ビッチ
〇ピッチ
である。

ピッチ(pitch)という単語はいろんな意味を持つ。
(もの)を投げる、(テント)を張るなど。
本作では『(音の調子)を整える』という意味となる。

私は音楽の専門学校に通っていて、ボーカル科を専攻していた。
歌の実習の際、先生からは「ピッチが高い」など指摘されるときが良くあった。
直訳すると『完璧な音程』という意味になるアカペラ映画である。

音楽プロデューサーを夢見るベッカは自身の意に反し、父親が教授を務めるバーデン大学へしぶしぶ入学する。ある日、レベッカはシャワーを浴びながら鼻歌を奏でていた。たまたま耳にしたクロエから、女性アカペラグループ「バーデン・ベラーズ」へ勧誘される。流されるままにグループに加入したベッカだったが、自らを「ファット(太っちょ)」と名乗るエイミーや奔放なステイシー、レズビアンのシンシアといった個性豊かな新入部員と知り合い、全国大会を目指すようになる。

めっちゃ歌いたくなる映画だった。
10人前後で構成されたアカペラグループがリズムと音程をキレイに合わせて歌う。
迫力抜群である。

歌でも何でもそうなんだが、大勢で何かを合わせる行為は、それだけで迫力がある。

例えば阿波踊りとか。
一時期、高円寺の夏の風物詩である阿波踊りを毎年、観に行っていた時期があった。
百人単位のとんでもない人数で踊ってるのだが、ダイナミックな光景についつい見入ってしまった。
当然、人数が多ければ多いほど、ダイナミックさは増す。

本作はみんな、シンプルに歌がうまい。
詳しくは知らないが、俳優陣はみんなミュージカル出身者など、歌が歌える連中を集めたのだろう。
ただでさえ上手い連中が、大人数で合わせて歌うものだから見応えがある。

グループのメンバーが多いので、個性的なキャラクターにあふれていて良かった。
あらすじにも記載したファット・エイミーはレズビアンのシンシア。
個人的には、声の小さいアジア系の子がツボだった。
たまに、ボソっと口にするサイコな発言が面白いのだ。
終盤、チームが一丸となるための告白シーンでのこの子の発言は、みんな戸惑っていて笑えた。
ぜひとも、直接確認してほしいところ。

とはいえ、一番、目で追いかけていたのはセクシー担当のステイシーの胸元。
ステイシーの告白シーンの発言も地味に笑える。

ストーリーは非常にシンプルで、捻りは皆無。
あと、この手のアメリカ的なノリノリの雰囲気は私はどうも合わない。
日本とはかけ離れ過ぎていて、共感指数は低め。
そのせいか、あんまりリアリティを感じられず、物語から意識が離れる瞬間も多々あった。
ただ観ていて楽しくはある。
『こういう異なる文化に生きる人種なんだなあ』といった感覚。

主題である歌は素晴らしいので、満足感は高め。
近いうちにカラオケで熱唱しようと思う。

音楽を題材とした作品の傑作はコチラ。

■小さな恋のうた

■さよならくちびる

■蜜蜂と遠雷

■志乃ちゃんは自分の名前が言えない

■シング・ストリート 未来へのうた

ピッチ・パーフェクトの作品情報

■監督:ジェイソン・ムーア
■出演者:アナ・ケンドリック アンナ・キャンプ ブリタニー・スノウ レベル・ウィルソン アレクシス・ナップ エスター・ディーン
■Wikipedia:ピッチ・パーフェクト
■映画批評サイト「rotten tomatoes」によるスコア
TOMATOMETER(批評家):80%
AUDIENCE SCORE(観客):83%

ピッチ・パーフェクトを見れる配信サイト

U-NEXT:○(見放題)
Hulu:-
Amazonプライムビデオ:○(吹替・見放題)○(字幕・見放題)※11/8まで
TSUTAYA TV:○(見放題)
Netflix:○(見放題)
※2020年11月現在

-②金の羊毛

執筆者:

名前:柴田
年齢:30代
小説家志望。
趣味は映画、読書、ゲーム(最近はスプラトゥーン2)、お笑い、筋トレなど。
長所は人を楽しませることに一生懸命、短所は顔が丸い。