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②金の羊毛

映画『地獄の黙示録』ネタバレなしの感想。ベトナム戦争後期、ジャングルに潜む一人の元軍人の暗殺指令を受ける

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■評価:★★★☆☆3

「戦争の狂気」

【映画】地獄の黙示録のレビュー、批評、評価

『ゴッドファーザー』のフランシス・フォード・コッポラ監督作品。


本作『地獄の黙示録』は1979年度のカンヌ国際映画祭に出品され、最高賞であるパルム・ドールを獲得。アカデミー賞では作品賞を含む8部門でノミネートされ、そのうち撮影賞と音響賞を受賞している。

1969年、ベトナム戦争後期。アメリカ陸軍空挺将校のウィラード大尉は、妻と離婚してまで再び戦場に戻ってきた。ウィラードは過去の実績が買われ、アメリカ軍上層部に呼び出される。ウィラードが新たに受けた指令は、元グリーンベレー隊長のカーツ大佐の命を奪うこと。優秀な軍人であったカーツだが、軍の命令を無視して暴走し、カンボジアのジャングルの中に独立王国を築いていた。ウィラードは海軍の河川哨戒艇に乗り込み、乗組員に目的地を知らせぬまま大河の遡行を開始した。

全くもって意味の分からない映画だった。
そもそもストーリーがあってないようなもの。

ストーリーは、ジャングルのどっかに潜むカーツ大佐を探し出して命を奪う任務をこなす、ロードムービー的な内容。
普通、ロードムービーといったら目的地に至るまでの道中で、様々なトラブルに見舞われる。
あるいは何らか展開によって足止めを食らう。
そこで主人公は奮闘し、トラブルを解決して成長を遂げる。

本作でも、カーツを探す道中のジャングル内で、いくつかのトラブルに見舞われる。
ベトナム人に弓で襲われたり、駐在する謎のフランス人一家と遭遇したり。
だが、これらのハプニングがストーリーに関係しているようには思えない。

ただ、序盤の戦闘シーンの迫力は凄まじい。
分かりやすい、THE 戦場といった感じの爆撃シーンの連続。
迫力がすごくて思わず見入った。
古い映画なのでCGは不使用だろう。
だからこその強烈な映像的快楽を楽しめる。

あと、ジャングルのど真ん中で繰り広げられる、プレイ・ガールのによる華やかすぎるダンス・シーン。
ベトナム戦争下では本当に存在したのだろうか。
戦場の酷さとはあまりに正反対のキラキラした世界観のギャップが素晴らしかった。

ダンス中はもちろん、ダンスが終わると、男たちは熱狂してプレイ・ガールに群がる。
男だらけの戦場において、露出の強い女性に興奮する気持ちに思わず共感した。

確かに本作を見て、戦場の狂気は伝わってきた。
カーツ大佐のような異様な行動を取る存在も、ありえるのかもしれない。

だが、いかんせん後半が哲学的すぎる。
人を選ぶし、エンタメ志向である私はあまり楽しめなかった。
前半の分かりやすい戦闘シーンと、独特の異様な世界観は嫌いではない。

実際にカンヌ国際映画祭でパルムドールを獲った際、審査委員会の判断を批判するブーイングもあったそう。
公開当時の映画評論家の意見も割れているらしく、納得である。

鑑賞しやすい戦争映画はコチラ。

■娘は戦場で生まれた

■1917 命をかけた伝令

■ハート・ロッカー

■ハイドリヒを撃て! 「ナチの野獣」暗殺作戦

地獄の黙示録の作品情報

■監督:フランシス・フォード・コッポラ
■出演者:マーロン・ブランド ロバート・デュヴァル マーティン・シーン
■Wikipedia:地獄の黙示録
■映画批評サイト「rotten tomatoes」によるスコア
TOMATOMETER(批評家):98%
AUDIENCE SCORE(観客):94%

地獄の黙示録を見れる配信サイト

U-NEXT:○(有料)
Hulu:-
Amazonプライムビデオ:○(ファイナル・カット版字幕・有料)○(特別完全版字幕・有料)
TSUTAYA TV:○(有料)
Netflix:-
※2020年12月現在

-②金の羊毛

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名前:柴田
年齢:30代
小説家志望。
趣味は映画、読書、ゲーム(最近はスプラトゥーン2)、お笑い、筋トレなど。
長所は人を楽しませることに一生懸命、短所は顔が丸い。