映画の海

約1100本の映画を鑑賞した小説家志望の男が、ネタバレなしで映画のレビューや解説を書いてます。(直近で観たものに限る。たまにアニメ・ドラマ・小説も)面白いおすすめ映画を探している人向けのブログ。

⑥バディとの友情

映画『ブックスマート 卒業前夜のパーティーデビュー』ネタバレなしの感想。ガリ勉女子高生コンビがハメを外すため、パーティに向かう

投稿日:

■評価:★★★☆☆3.5

「青春を謳歌するということ」

【映画】ブックスマート 卒業前夜のパーティーデビューのレビュー、批評、評価

2020年8月の公開当時は、まったく気にも止めていなかったハリウッド映画。
ツイッター、YOUTUBE、filmarks等で高い評価を目にしたので、レンタルして鑑賞するに至った。

女優のオリヴィア・ワイルドの初監督作品。
脚本に連ねる名前も全員が女性。
女性制作による女性主人公の物語となる。

エイミーとモリーは幼少期からの親友で、高校生活最後の年を迎えていた。二人は高校生活の全てを勉学に費やし、輝かしい進路を勝ちとった。ところが、遊び人のクラスメイトたちも同じくらいハイレベルな進路を知り、ショックを受ける。二人は失った時間を取り戻すべく、卒業パーティーに乗り込む決意をする。

第一印象は、下ネタの激しさ。
随所に下ネタがぶっ込まれるのが面白くて仕方ない。

主人公の一人、エイミーは同性愛者。
クラスメートのパンクっぽいファッションの女子・ライアンに惚れている。

だが、エイミーは性が未経験。
そこで相方であるぽっちゃり体型のモリーの提案で、ポルノを観るのだ。
この展開がとにかく笑えた。
詳細は省くので、ぜひとも直接確かめてもらいたい名シーンである。
こんな感じで学生らしく、性的に活発な連中ばかりで楽しい。

先日、鑑賞した邦画『新生 トイレの花子さん』に欠如していたジュブナイル映画に欲しいコメディ要素が、本作では全開である。

個人的に不満だったのが、経過時間の短さ。
本作は、わずか一日の出来事を描いている。
その出来事とはサブタイトルにもなっている『卒業前夜のパーティーデビュー』。
わずか1日で成長を描くせいで、物語後半はだいぶ駆け足な印象。

個人的にはもっと時間をかけてゆっくり成長してもらいたい。
あまりに駆け足すきて、成長の説得力に乏しいからだ。
人間はそんなに有能ではないので、たった一日で劇的に成長するなんてありえない。
失敗して挫折して、葛藤の中で成長して立ち上がる。
上記の工程を1日でこなせすのは難しい。

あと、目的のパーティに向かう途中、色んなパーティに立ち寄る展開がある。
ここが単純に面白くなかった。

別に本作はパーティが目的ではない。
その先にある恋愛が、彼女らの目的。

『好きな人がいない、好きな人を作りたい』
っていう設定なら、色んなパーティに行く展開は楽しいと思う。

でもエイミーとモリーには明確に好きな人がいる。
たから、『不毛なパーティでぐだぐだやってないで、さっさと目的のパーティ会場にいけ!』って思いながらの鑑賞になった。

もし不毛なパーティに立ち寄るのなら、それぞれの好きな人を手にするために有利になる何かを提供する、などがあれば面白くなったはず。
例えば「ライアンの好きな人のタイプを教えてやるから、もう少しこのパーティに留まれ」と、エイミーは主催者に条件を出されたりなど。

気になる点もあったけどキャラクターは誰もが魅力的。
満足度は高めな青春映画だった。

LGBTの恋愛を描く傑作はコチラ。

■さよならくちびる

ブックスマート 卒業前夜のパーティーデビューの作品情報

■監督:オリヴィア・ワイルド
■出演者:ケイトリン・ディーヴァー ビーニー・フェルドスタイン
■Wikipedia:ブックスマート 卒業前夜のパーティーデビュー(ネタバレあり)
■映画批評サイト「rotten tomatoes」によるスコア
TOMATOMETER(批評家):96%
AUDIENCE SCORE(観客):77%

ブックスマート 卒業前夜のパーティーデビューを見れる配信サイト

U-NEXT:○(有料)
Hulu:-
Amazonプライムビデオ:○(字幕・有料)
TSUTAYA TV:○(有料)
Netflix:-
※2020年12月現在

-⑥バディとの友情

執筆者:


comment

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

関連記事

名前:柴田
年齢:30代
小説家志望。
趣味は映画、読書、ゲーム(最近はスプラトゥーン2)、お笑い、筋トレなど。
長所は人を楽しませることに一生懸命、短所は顔が丸い。