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⑥バディとの友情

映画『ハーフ・オブ・イット: 面白いのはこれから』ネタバレなしの感想。内気な女子生徒がラブレターの代筆を通じて好きな女子と交流する

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■評価:★★★☆☆3

「性的マイノリティ・孤独」

【映画】ハーフ・オブ・イット: 面白いのはこれからのレビュー、批評、評価

監督・脚本を手がける女中国系アメリカ人女性のアリス・ウーの実体験に基づいた青春映画となる。

アメリカの田舎町。内気な高校生のエリーは周囲となじめずにいた。頭脳明晰なエリーは特技を生かし、同級生の宿題を代行することで小遣い稼ぎをしていた。ある日、エリーはアメフト部に所属するポールから「アスターに送るラブレターを代筆してくれ」と頼み込まれた。だが、エリーは同性であるアスターを密かに恋心を抱いていた。断ろと過ぎったが、臨時出費に迫られたため、仕方なく依頼を引き受けることに。

知的な会話劇が印象的な、LGBTものの青春映画。
最初はこの知的さに監督のセンスを感じ、心地良く鑑賞していた。

だが、あまりに知的さを出しすぎて、若干、鼻につく感があった。
会話が尖りすぎていて、スムーズに理解しづらい箇所も多い。

理解や共感が出来ない箇所もあった。
代筆という形だが、エリーはアスターという恋心を抱く女子と会話をするようになる。
だが、エリーは最初からアートや本の話題をガンガン振る。
しかもアスターは、それに難なく応じるのだ。

いきなり男から、アートや本などの少し堅めな話題を振られたら、普通の女子は引いたりしないだろか?
アスターはたまたまアートや本が好きだから、会話は成立しているが。

エリー自体が恋愛経験が希薄なので、ある意味リアルではある。
だが、このシーン、エリーの恋愛の希薄さを見せる目的のシーンではない。
だから違和感を覚えた。

冒頭に話は戻る。
宿題の代行で、金を稼ぐって設定は良かった。
エリーの頭の良さが自然に描ける変わったバイト。
更に、宿題代行なら、自然と見知らぬ生徒との接点が作れる。

結果的にポールは、顔見知り程度のエリーに接触して、ラブレターの代筆を頼む。
この冒頭の流れはすごく自然でユーモラスだったので、興味深く見られて良かった。

ラブレターを通じて、エリーは趣味の合うアスターをどんどん好きになる。
マニアックなアートや本の話題のできるアスターも、エリーが代筆をしているとは知らずにポールをどんどん好きになる。

この流れはどうなんだろうか。
私がポールの立場だったら、マニアックな会話をされて仲良くなれても、いざデートするに至ったら会話が成立しない。
そのため、「普通の会話で仲良くなってくれ」と頼む。

でもポールはバカ過ぎてそんな発想にならない。
この箇所も違和感を覚えて、本作をあんまり好きになれなかった理由の一つ。

本作は良い映画だと思うけど、展開が不自然でそこまではまれなかった。

女性主人公による青春学園映画のおすすめはコチラ。

■志乃ちゃんは自分の名前が言えない

■スウィート17モンスター

■レディ・バード

ハーフ・オブ・イット: 面白いのはこれからの作品情報

■監督:アリス・ウー
■出演者:リーア・ルイス ダニエル・ディーマー アレクシス・レミール キャサリン・カーティン
■Wikipedia:ハーフ・オブ・イット: 面白いのはこれから
■映画批評サイト「rotten tomatoes」によるスコア
TOMATOMETER(批評家):97%
AUDIENCE SCORE(観客):81%

ハーフ・オブ・イット: 面白いのはこれからを見れる配信サイト

U-NEXT:-
Hulu:-
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TSUTAYA TV:-
Netflix:○(見放題)
※2021年1月現在

-⑥バディとの友情

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名前:柴田
年齢:30代
小説家志望。
趣味は映画、読書、ゲーム(最近はスプラトゥーン2)、お笑い、筋トレなど。
長所は人を楽しませることに一生懸命、短所は顔が丸い。