映画の海

約1100本の映画を鑑賞した小説家志望の男が、ネタバレなしで映画のレビューや解説を書いてます。(直近で観たものに限る。たまにアニメ・ドラマ・小説も)面白いおすすめ映画を探している人向けのブログ。

⑩スーパーヒーロー

映画『ヘッド・ショット』ネタバレなしの感想。記憶をなくした男が最愛の女性を救出しに向かう

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■評価:★★★☆☆3.5

「愛・肉弾アクション」

【映画】ヘッド・ショットのレビュー、批評、評価

日本でも評判の高いアクション映画、『ザ・レイド』のイコ・ウワイス主演の2016年制作のインドネシア映画。

頭部に銃弾を撃ち込まれた男が瀕死の状態で、浜辺で発見された。若き女医アイリンの献身的な救護で男は生命をとりとめる。だが男は記憶が失われていた。インドネシア最大の犯罪組織を率いるリーは、粛清したはずの男が生きていることを知り、刺客を送り込む。彼らはアイリンを誘拐し、アジトに幽閉した。アイリン救出のためにアジトに乗り込んだ男は、激しい戦いのなかで、次第に記憶を取り戻していく。

イコ・ウワイスの肉弾アクションが素晴らしいのは言うまでもないので、別の箇所について言及したい。
アクション映画だが、意外にもシナリオに惹かれた。

本作、怪しい男が脱獄するシーンから始まる。
一方で、主人公の男が病室で目を覚ます。
だが記憶がないため、イシュマエルと名付けられる。
怪しい男とイシュマエルの関係性が不明瞭のまま、物語は進む。

中盤辺りで二人の関係性が判明する。
その時に明かされるイシュマエルの壮絶な過去にぐっと来た。
てっきりイシュマエルは、普通の命を奪う専門の仕事につく人間かと思っていた。
だが、そんなシンプルではない、一捻りのある設定が良かった。

あと、たまにシナリオを複雑に作りすぎるアクション映画を見掛ける。
そのタイプの映画の問題点は、シナリオが複雑なせいで、見所となるアクションの邪魔になるのだ。
『ザ・レイド』の続編である『ザ・レイド GOKUDO』はその節があった。
だが、本作はシンプルだし、アクションとの親和性の高いシナリオで良かった。

眼鏡をかけたヒロイン役のアイリンのキャラクターも素晴らしい。
優しい顔立ちに、医者だからこそ献身性と相俟って、アイリンの母性が凄まじく伝わってくる。
特別、大したことをしてないのに、アイリンにものすごく惹かれた。
弱っている時、支えとなってくれる女性って本当にありがたい。
パートナーが弱っているとき、全身全霊で支えてあげる大切さを改めて実感させられた。

大きなマイナス点は冗長さ。
2時間の映画だが、アクション映画なので80分、90分で良かった。
何より敵に特徴がなく、敵キャラがまるで立っていない。
そのため、アクションのバリエーションに乏しくて、途中で飽きてしまった。

その点、『ザ・レイド GOKUDO』は敵の魅力が素晴らしい。
多彩な武器を持つ敵との死闘を楽しませてくれるので、時間が長くても「次はどんな敵との闘いが見られるのか」とワクワクしながら楽しめるのだ。

あと、私は本作をグロアクションという触れ込みで鑑賞した。
だが、ハードな人体破壊描写は思ったほど少なめ。
肉弾アクション好きにはすすめたい、アクション映画の佳作。

肉弾アクションのおすすめ作品はコチラ。

■ザ・レイド GOKUDO

■トム・ヤム・クン!

ヘッド・ショットの作品情報

■監督:ティモ・ジャヤント キモ・スタンボエル
■出演者:イコ・ウワイス チェルシー・イスラン サニー・パン
■Wikipedia:ヘッド・ショット(英語)
■映画批評サイト「rotten tomatoes」によるスコア
TOMATOMETER(批評家):73%
AUDIENCE SCORE(観客):57%

ヘッド・ショットを見れる配信サイト

U-NEXT:-
Hulu:-
Amazonプライムビデオ:○(字幕・有料)
TSUTAYA TV:○(有料)
Netflix:○(見放題)
※2021年1月現在

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名前:柴田
年齢:30代
小説家志望。
趣味は映画、読書、ゲーム(最近はスプラトゥーン2)、お笑い、筋トレなど。
長所は人を楽しませることに一生懸命、短所は顔が丸い。