映画の海

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②金の羊毛

映画『Okja/オクジャ』ネタバレなしの感想。少女が仲良い子豚の救出に向かう

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■評価:★★★☆☆3

「特別な豚」

【映画】Okja/オクジャのレビュー、批評、評価

『殺人の追憶』
『グエムル-漢江の怪物-』
『母なる証明』
『スノーピアサー』
『パラサイト 半地下の家族』
韓国で、今最もホットな監督ポン・ジュノの2017年制作のドラマ映画となる。

チリで発見されたという子ブタの『スーパーピッグ』を世界各国で育成するコンテストを大企業であるミランド社が開いた。 その1匹であるオクジャは、韓国の山中で少女ミジャとその祖父ヒボンらによって育てられていた。オクジャはミジャとの間に信頼関係があるだけでなく、かしこい。オクジャはコンテストの優勝者としてニューヨークにあるミランド本社に送られるはずであった。ヒボンらはお金を払ってミランド社から買い取りすることを望んだがその要望は拒否された。ミジャはオクジャを取り返すためにミランドのソウル支社に向かう。

楽しめる映画ではある。
だが、酷く平凡で、何の新しさも感じない作品だった。

本作は、オクジャというスーパーな豚との交流の物語。
つまり、『E.T』のような人外の生き物と仲良くなる類いである。

E.Tと同じように、オクジャは希少価値の高い生き物なので、回収に向かう組織が存在する。
主人公である少女ミジャは、その組織を出し抜き、何とか、オクジャを連れて帰ろうとするのが目的となる。

酷く平凡と評したのは、展開に何の斬新さもない。
はミジャ予想の範疇のトラブルに見舞われ、予想の範疇の結末を迎える。
何なら結末は、予想を下回るまとめ方といっても間違いではない。

とはいえ、つまらない話ではない。
そもそもオクジャが可愛いし、ミジャも純朴な山ガールなので、自然と二人の再会を応援したくなる。

ポン・ジュノといったら、韓国の低階層の人間を描く、社会派色のある濃度の濃いテーマをエンタメで描く印象が強い。
『パラサイト 半地下の家族』では、半地下に住む貧乏一家が、富裕層に家を乗っ取ろうと目論むコメディ・サスペンス。
非常に見応えがあったし、私はポン・ジュノの作品で一番好きな映画。

だが、本作はテーマ性は弱く、エンタメに特化した内容。
別に、ポン・ジュノじゃなくても良かったんじゃないかっていう内容である。

とはいえ、印象的なシーンはいくつかある。
オクジャの肉を食うシーンがあるんだけど、なかなか衝撃の強いシーンだった。
あの映像は脳裏にこびりつく。
痛々しいというか、生々しいというか、表現の仕方が素晴らしい。

あとは、終盤の最終決戦地も凄い。
絵としてのインパクトも凄かった。
見所はある映画はであるので、観て損はない。

少女が奮闘するおすすめ作品はコチラ。

■若おかみは小学生!

■志乃ちゃんは自分の名前が言えない

■スウィート17モンスター

Okja/オクジャの作品情報

■監督:ポン・ジュノ
■出演者:アン・ソヒョン ティルダ・スウィントン ポール・ダノ ジェイク・ジレンホール
■Wikipedia:Okja/オクジャ(ネタバレあり)
■映画批評サイト「rotten tomatoes」によるスコア
TOMATOMETER(批評家):86%
AUDIENCE SCORE(観客):81%

Okja/オクジャを見れる配信サイト

U-NEXT:-
Hulu:-
Amazonプライムビデオ:-
TSUTAYA TV:-
Netflix:○(見放題)
※2021年3月現在

-②金の羊毛

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名前:柴田
年齢:30代
小説家志望。
趣味は映画、読書、ゲーム(最近はスプラトゥーン2)、お笑い、筋トレなど。
長所は人を楽しませることに一生懸命、短所は顔が丸い。