映画の海

約1100本の映画を鑑賞した小説家志望の男が、ネタバレなしで映画のレビューや解説を書いてます。(直近で観たものに限る。たまにアニメ・ドラマ・小説も)面白いおすすめ映画を探している人向けのブログ。

⑥バディとの友情

映画『カンナさん大成功です!』ネタバレなしの感想。体型にコンプレックスを抱える女性が片思い相手のために全身整形をする

投稿日:

■評価:★★☆☆☆2.5

「コンプレックス」

【映画】カンナさん大成功です!のレビュー、批評、評価

鈴木由美子の同名タイトルの漫画作品を原作とする、韓国版実写映画となる。

身長169cm、体重95kgのハンナは、舞台裏で人気ポップシンガー・アミの歌を当てる仕事をしている。ハンナは、アミのレコード・プロデューサーであり、ハンナの音楽性を認めてくれた唯一の人であるハン・サンジュンにひそかに想いを寄せていた。サンジュンの誕生日パーティーに招待されたハンナは、そこでサンジュンの思いがけない言葉に傷つき、全身整形手術に踏み切る。1年後、美しく生まれ変わったハンナは韓国系アメリカ人「ジェニー」として、再びサンジュンの前に現れる。そしてその美貌と歌唱力が認められ、念願の歌手としてデビューすることになる。だが、喜びもつかの間、ハンナにはサンジュンに真実を告白しようか否か、という新たな迷いが生じた…。

1997年の古い漫画が原作ということもあって、シナリオは特に捻りがない。
太っちょであるハンナが、片思い相手のために全身整形をするという流れ。
新鮮味のある展開、結末を迎えるので、物足りなさは大きい。

そもそも整形して美しく変身したあと、何で思いを寄せるサンジュンに、自分がハンナであることを隠したのがわからない。
なぜか理由が明かされずに、ひたすら隠し続ける。
脚本のご都合主義感を強く感じてしまい、映画への意識が離れてしまった。
何でもいいから、観客が納得できる理由を提示してほしかった。

コメディ演出に関しても、もっと、いろいろとぶち込んで欲しかった。
明らかなラブコメ映画なのに、笑えるシーンが少ない。
すべってもいいから、もっと大量にボケをぶち込んで欲しい。
特に太っちょ時代は、いくらでも滑稽で笑えるシーンを盛り込めそうである。

ただし、ワンワンのシーンはとても楽しくて笑えた。
ハンナは整形前に、自分のペットを手放す。
そのペットが、とある人物に渡っており、ハンナとワンワンの再会のやりとりがかなり面白い。
大事なワンワンなのにたまに雑に扱うシーンもあり、ブラック感があって良い。

ちなみに韓国では観客数600万人以上を動員し、2006年のNo.1ヒット映画となった。
韓国の歴代映画興行成績の第10位も記録したそう。
韓国は整形大国となるので、日本よりも韓国のほうが親和性の高いストーリーなのだろう。

しかし、デブとかブスとか、当たり前のように女性の容姿を蔑視する発言が連呼するので、嫌悪感を示す人は一定数いそう。
だが、今の時代に、女性蔑視全開の映画を観るのも不思議な感覚。
LGBTとか、ハラスメントの意識が強くなっている昨今、この手の映画が作られる機会は減りそうである。

コンプレックスを持つキャラの恋愛を描く作品のおすすめはコチラ。

■37セカンズ

カンナさん大成功です!の作品情報

■監督:キム・ヨンファ
■出演者:キム・アジュン チュ・ジンモ
■Wikipedia:カンナさん大成功です!
■映画批評サイト「rotten tomatoes」によるスコア
TOMATOMETER(批評家):-
AUDIENCE SCORE(観客):79%

カンナさん大成功です!を見れる配信サイト

U-NEXT:-
Hulu:-
Amazonプライムビデオ:○(字幕・有料)
TSUTAYA TV:○(有料)
Netflix:-
※2021年4月現在

-⑥バディとの友情

執筆者:

名前:柴田
年齢:30代
小説家志望。
趣味は映画、読書、ゲーム(最近はスプラトゥーン2)、お笑い、筋トレなど。
長所は人を楽しませることに一生懸命、短所は顔が丸い。