映画の海

約1100本の映画を鑑賞した小説家志望の男が、ネタバレなしで映画のレビューや解説を書いてます。(直近で観たものに限る。たまにアニメ・ドラマ・小説も)面白いおすすめ映画を探している人向けのブログ。

⑥バディとの友情

映画『タイタニック』ネタバレなしの感想。タイタニック号沈没事故を基に、貧しい青年と上流階級の娘の悲恋を描く

投稿日:

■評価:★★★★☆4

「格差を超える愛」

【映画】タイタニックのレビュー、批評、評価

『ターミネーター』シリーズ、『エイリアン2』、『アバター』のジェームズ・キャメロン監督の1997年公開の作品。
現在『タイタニック』の日本での興行収入は262億円。
『劇場版 鬼滅の刃』『千と千尋の神隠し』に次ぎ、第3位の記録となる。
実写映画に限ると、『タイタニック』は1位である。

1912年4月10日、イギリスのサウサンプトン港から当時史上最大の豪華客船タイタニックはニューヨークへと向けた処女航海へと出発した。上流階級の令嬢だったローズ・デウィット・ブケイターは、その婚約者のキャルドン・ホックリーと未亡人となった母と共にタイタニックへと乗船するが、半ば強制された婚約に気分は晴れないでいた。ブケイター家は破産寸前で母親がホックリー家の財産を目当てにした結婚を強制したのである。その一方で、画家を目指している貧しい青年のジャック・ドーソンは、新天地ニューヨークでの成功を夢見て、出港直前にポーカーで船のチケットを手に入れ、タイタニックに乗船する。ジャックは、ローズと運命的な出会いを果たし、2人は身分や境遇をも越えて互いに惹かれ合う。

先日、5月7日にテレビで放送されたことで話題となっていたので、手持ちのBlu-rayで鑑賞したが、タイタニックの面白さを再認識させられた。

まず、作り込みが凄い。
タイタニックは実在した船で、当時は史上最大の豪華客船。
この映画のために舞台となるタイタニックを作り上げたらしく、スケール感がすごい。

序盤はたっぷりと時間をかけ、タイタニックの巨大さをあらゆる手法で見せてくれる。
例えば、出向の際、近くを走る小型の船とのサイズ感を対比で見せる。
あまりのサイズ感の違いに圧巻である。
もはや蟻とゾウ。

タイタニックの心臓部となる、石炭庫のある動力室の映像にも胸が高鳴った。
大勢の船員たちが次々と石炭を炎の中に放り込み、ワケのわからない機具がダイナミックに動く。
船の中とは思えない迫力のある映像。

タイタニックの船の前を泳ぐイルカのシーンもある。
ここでも対比で、タイタニックの巨大さを見せる。
あまりにタイタニックのスケールがでかいので、映像を見ているだけで感嘆の息を漏らす。
ついつい船旅がしたくなってしまう。

ディカプリオのイケメンっぷりにも感動。
こんなにキュートなルックスかつ、セクシーな男が同じ人類とは思えない。
普段は飄々としていてバカっぽい。
タイタニックへのキップの手にする手段もギャンブルである。
だが、絵を描くときは、きりっと鋭い眼差しになる。
タイタニックを観たら、「こんなイケメンに自分の絵を描いてもらいたい」と願う女性は量産されるだろう。
こんなパーフェクト・ヒューマンが目の前にいて、惚れない女性がいるのなら逆に見てみたい。

対してローズを演じたケイト・ウィンスレットはぽっちゃりしていて、何だか可愛らしい。
劇中では、婚約者はもちろん、ディカプリオ扮するジャックの言うこともあんまり聞かない我が儘お嬢様。
この我が儘っぷりも可愛いのだ。
とくに好きなシーンは、タイタニックがそろそろ沈むってときに、ジャックはローズだけは救いたいがため、適当なウソをついて、ローズをボートに乗せる。
でもローズはジャックと離れるのが耐えられなくなって、ボートからタイタニックに飛び移る。
そして、体を肉をゆらして走り、ジャックに飛びつくのだ。
可愛い。
上流階級とは思えない親しみやすさである。

シナリオも相当に丁寧だった。
「タイタニックは絶対に沈まない設計になっているんだ」
「ボートは乗客の半分しか乗れない。でもタイタニックは絶対に沈まないから問題ない」
あるいは、ジャックがローズに唾を吐き方を教えたりなど。
序盤から随所に伏線が散りばめられる。
今回、久しぶりに本作を見直したが、こういった細かい作り込みを再認識できたのは良かった。

というのも、あまりにタイタニックが面白かったので、勢いのまま『アルマゲドン』を鑑賞した。
だが、アルマゲドンはあまりに大味で、悪い意味でのアメリカ感が散見された。
やっぱりジェームズ・キャメロン監督は凄い。

今思い出したが、タイタニックが沈没するってなったときの、それぞれのキャラクターの行動が興味深い。
命を諦め、ベッドで添い寝をする老夫婦。
最後まで紳士を務めようと、救命胴着を着ずに正装でワインを飲む男。
ジャックとローズのように最後まで愛する者と命に執着したり。

私が特が好きだったのがバンド演奏する音楽家。
本作で一番、涙腺を刺激された素晴らしいシーンだった。

豪華な映像で送る感動大作のおすすめはコチラ。

■インターステラー

タイタニックの作品情報

■監督:ジェームズ・キャメロン
■出演者:レオナルド・ディカプリオ ケイト・ウィンスレット ビリー・ゼイン デビッド・ワーナー
■Wikipedia:タイタニック(ネタバレあり)
■映画批評サイト「rotten tomatoes」によるスコア
TOMATOMETER(批評家):89%
AUDIENCE SCORE(観客):69%

タイタニックを見れる配信サイト

U-NEXT:○(有料)
Hulu:○(見放題)
Amazonプライムビデオ:○(吹替・有料)○(字幕・有料)
TSUTAYA TV:○(有料)
Netflix:-
※2021年5月現在

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名前:柴田
年齢:30代
小説家志望。
趣味は映画、読書、ゲーム(最近はスプラトゥーン2)、お笑い、筋トレなど。
長所は人を楽しませることに一生懸命、短所は顔が丸い。