映画の海

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④難題に直面した平凡な奴

映画『グリーン・インフェルノ』ネタバレなしの感想。アマゾンの熱帯雨林で食人族と遭遇する

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■評価:★★★★☆4

「未開部族は怖い」

【映画】グリーン・インフェルノのレビュー、批評、評価

『ホステル』シリーズのイーライ・ロス監督の2015年公開のホラー映画。

過激な慈善活動をしている学生グループは、資源を狙った企業の森林伐採により絶滅の危機に瀕しているヤハ族を救おうと現地へ乗り込む。しかし、彼らの乗った飛行機はエンジントラブルを起こし、熱帯雨林に墜落。生き残った学生たちは助けを求めるのだが、そこにいたヤハ族とは、人間を食べる習慣をもつ食人族だった。

面白すぎる。
本作は、1983年に公開された『食人族』のアップデート版といった感じ。
『食人族』はずいぶん前に鑑賞したが、私はそんなに楽しいとは思わなかった。
ハードなグロテスクシーンのオンパレードかと思って期待したのだが、思ってたよりも地味で期待外れだったため。

だが、本作はかなり楽しめた。
特に素晴らしかったのが、食人族であるヤハ族の人間の食べ方。
まるで家畜のブタを調理するかのように、解体し、肉に塩を振って、かまどに放り込む。
何だか、普通にバーベキュウでもしていように見えて笑える。
そのせいか、そこまでグロテスクに見えなかったのがある意味、斬新だった。
つまり、我々がブタや牛を食べるように、ヤハ族にとっては人間を食べるのが普通なのである。

物語としてきっちり作り込まれているのも良かった。
例えば冒頭の、アマゾンに生息する部族が女性器を破壊するという大学での講義だったり。
もしくは、仲間が道中で大量の薬を譲って貰うシーンなど。
随所に、後に回収される伏線を丁寧に散りばめている。

大味の多いアメリカ映画ではあるが、監督のイーライ・ロスの丁寧な仕事っぷりが伝わってきたので、先に待つ展開をワクワクして鑑賞できた。
グロテスクな映画に多少の耐性のある人にはおすすめしたくなる。

部族の言葉に字幕がないのも良かった。
何を言っているかわからないせいで、部族同士の会話が怖くて仕方なくなる。
「いったい、次はどんな惨たらしいことをされるのか」と、緊迫感が生まれるので良い演出だった。

不満点を挙げるとしたら、起承転結の「起」にあたる部分の最初の事件の発生が遅い。
100分の上映時間のうち、40~50分頃にようやく、最初の事件が発生する。
できたら、前半20分くらいまでには、観客を食いつかせて欲しい。
序盤は何も起きず、世界観の説明を淡々とこなしているだけなので、冗長に感じてしまった。

だが、事件が起きてからは、緊迫感が持続するので面白い。
ヤハ族に捕まってからの打開方法や、主人公らを襲う困難のどれもが面白いので、まったく飽きることがない。
エンタメとしてレベルが高すぎである。
なぜ、アメリカ映画批評サイトの「rotten tomatoes」のスコアが絶望的に低いのかが理解不明である。

人間が怖いホラー作品のおすすめはコチラ。

■ビー・デビル

■アンダー・ユア・ベッド

■ミスミソウ

■ブラインド(韓国版)

グリーン・インフェルノの作品情報

■監督:イーライ・ロス
■出演者:グリーン・インフェルノ
■Wikipedia:グリーン・インフェルノ(ネタバレあり)
■映画批評サイト「rotten tomatoes」によるスコア
TOMATOMETER(批評家):38%
AUDIENCE SCORE(観客):29%

グリーン・インフェルノを見れる配信サイト

U-NEXT:○(見放題)
Hulu:-
Amazonプライムビデオ:○(吹替・見放題)○(字幕・見放題)
TSUTAYA TV:○(有料)
Netflix:○(見放題)
※2021年5月現在

-④難題に直面した平凡な奴

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名前:柴田
年齢:30代
小説家志望。
趣味は映画、読書、ゲーム(最近はスプラトゥーン2)、お笑い、筋トレなど。
長所は人を楽しませることに一生懸命、短所は顔が丸い。