■評価:★★★☆☆3
「コメディは素晴らしい」

【映画】裸の銃を持つ男のレビュー、批評、評価
レスリー・ニールセン演じるバカでスケベで無鉄砲な警部補フランク・ドレビンのコメディーシリーズ『裸の銃を持つ男』の1作目となる。
一見ロマンスグレーの紳士風だが、実はかなりデタラメなフランク・ドレビン刑事が、訪米中のイギリス女王を巻き込んだ巨大な陰謀に挑む。
ふざける頻度が凄まじい。
全編を通して、平均10秒に1回はふざけている。
誇張ではなく、本当に。
とにかく、主人公フランクがふざける。
相手が凶悪犯だろうがエリザベス女王だろうが、お構いなしでふざける。
息を吐くようにふざけるので、正直、ストーリーはまったく頭に入って来なかった。
いったい、フランクは誰と、何のために行動しているのか。
クライマックス直前まで、本作の目的がさっぱりだった。
だが、ここまでふざけに振り切ってくれると清々しい。
次はフランクはどんなバカな行動をしてくれるのか、ワクワクしながら鑑賞した。
個人的に好きなのは車のシーン。
場面が切り替わり、フランクが運転する車が目的地に停車するシーンから始まるシークエンスが多い。
だが、フランクは車の運転が絶望的に下手くそ。
いつも停車に失敗して、車のフロント部分を豪快に突っ込む。
あまりに毎回やられるので、イヤでも笑ってしまうシーン。
笑いの知能指数が低すぎて、脳味噌が溶ること必至である。
80分という短さも良かった。
暇が出来たときにサクっと観られたので、この手の短時間で楽しめるコメディ作品はもっと増えて欲しい。
最近、ここまでコメディに振り切った映画は作られていない気がする。
個人的には好みなのでもっと量産されてほしい。
時間に関していうと、テンポも良かった。
本作は80年代に公開された映画。
古い映画はテンポが悪くて睡魔に襲われることが多い。
特に、古典の名作は、ストーリーは素晴らしいのかもしれないが、眠くなりがちである。
だが本作は、隙あらば、ボケや冗談をかましてくるので、観客からしたら休む暇がない。
続編があと2本あるので、もし時間があったら鑑賞したいところ。
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■エクストリーム・ジョブ
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■スウィート17モンスター
■ファイナルファンタジーXIV 光のお父さん
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裸の銃を持つ男の作品情報
■監督:デヴィッド・ザッカー
■出演者:レスリー・ニールセン プリシラ・プレスリー
■Wikipedia:裸の銃を持つ男
■映画批評サイト「rotten tomatoes」によるスコア
TOMATOMETER(批評家):88%
AUDIENCE SCORE(観客):84%
裸の銃を持つ男を見れる配信サイト
U-NEXT:-
Hulu:-
Amazonプライムビデオ:○(字幕・有料)
TSUTAYA TV:○(有料)
Netflix:-
※2021年6月現在