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①家のなかのモンスター

★新作映画『クワイエット・プレイス 破られた沈黙』ネタバレなしの感想。少しでも音を立てれば怪物に襲撃される世界を描く

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■評価:★★★☆☆3.5

「家族」

【映画】クワイエット・プレイス 破られた沈黙のレビュー、批評、評価

2018年に公開され、スマッシュヒットをしたモンスター映画『クワイエット・プレイス』の続編となる。

前作での出来事の後、アボット一家は外の世界に救いを求めることにした。少しでも音を立てれば怪物に襲撃されるというリスクはあったが、一家は危険を覚悟でそうするより外なかった。ところが、外の世界には怪物以外の脅威も存在していたのである。

本作は、音を出したら命を奪いに来るクリーチャーとの格闘を描くモンスター映画。
つまり、音を出さないように生活する辛さが全編にわたって描かれる。

「笑ったら罰ゲーム」の笑ってはいけないシリーズを彷彿とさせる、分かりやすいコンセプトが素晴らしい。
普段から行う行動や感情表現を制限させるという設定は、「もしこの世界に自分が住んだらどんな行動を起こすのか」といったイメージが働きやすいので、没入しやすくて良い。

前作は、個人的にそこまで楽しめなかった印象だった。
前作がなぜ楽しめなかったのかの理由は忘れてしまったため、割とフラットな気持ちで本作を鑑賞した。
思いの外、楽しくて満足度は高め。

冒頭から演出が素晴らしかった。
本作から観る観客のため向けだろうが、本作はクリーチャーのない平和な世界から物語は始まる。
隕石のようなものが落ち、そこからクリーチャーが街に出現する。
主人公の女性イヴリンが車でクリーチャーから逃げる演出はめちゃくちゃ迫力があって良かった。
普通のアクション映画を観ているようで、ついつい引き込まれる。

あと、本作は中盤以降で、とある連中と交流することになる。
物語に抑揚を与えてくれたので、この連中の存在は良かった。

だが、個人的には、この連中に一癖二癖、与えて欲しかった。
この連中の存在を生かしきれていない印象があり、勿体ない。
このシークエンスの脚本をもう一捻りしてくれていたら、本作の評価は間違いなく★4以上になっていた。

1箇所だけ、ずっと違和感があったのはイヴリンの見た目。
本作はクリーチャーの存在によって荒廃した世界が舞台。
クリーチャーが現れてから何百日も経っているのに、なぜか、イヴリンの眉毛がバキっと決まっている。
普通、こんなヒリヒリする日々が何日も続いたら、眉毛のお手入れをしている暇はないはず。
何なら、イヴリンには赤ちゃんがいる。
赤ちゃんを守ったり、面倒を見るのに必死なはず。

こういった詰めの甘さはありつつも、クリーチャー映画としては十分すぎる出来映え。

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■バード・ボックス

クワイエット・プレイス 破られた沈黙の作品情報

■監督:ジョン・クラシンスキー
■出演者:エミリー・ブラント ミリセント・シモンズ ノア・ジュープ キリアン・マーフィー
■Wikipedia:クワイエット・プレイス 破られた沈黙
■映画批評サイト「rotten tomatoes」によるスコア
TOMATOMETER(批評家):91%
AUDIENCE SCORE(観客):93%

クワイエット・プレイス 破られた沈黙を見れる配信サイト

U-NEXT:-
Hulu:-
Amazonプライムビデオ:-
TSUTAYA TV:-
Netflix:-
※2021年6月現在

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名前:柴田
年齢:30代
小説家志望。
趣味は映画、読書、ゲーム(最近はスプラトゥーン2)、お笑い、筋トレなど。
長所は人を楽しませることに一生懸命、短所は顔が丸い。