映画の海

約1100本の映画を鑑賞した小説家志望の男が、ネタバレなしで映画のレビューや解説を書いてます。(直近で観たものに限る。たまにアニメ・ドラマ・小説も)面白いおすすめ映画を探している人向けのブログ。

⑧バカの勝利

映画『ピノキオ』ネタバレなしの感想。魂を吹き込まれた木の人形が人間になるために奮闘する

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■評価:★★★☆☆3

「良心の大切さ」

【映画】ピノキオのレビュー、批評、評価

ウォルト・ディズニー製作による、『白雪姫』の次作となる、ウォルト・ディズニー・アニメーション・スタジオ長編アニメーション映画2作目の冒険映画。

ピノキオはおもちゃ職人のゼペットが作ったあやつり人形。子供のいないゼペットはピノキオが「自分の子供になりますように」と星に願う。皆が寝静まった頃、ブルー・フェアリーが現れてピノキオに生命を授けた。そして、一部始終を見ていたコオロギのジミニー・クリケットを良心役に任命し「勇気を持って正直で優しい性格になれば人間になれる」と言い残し、消えて行った。騒音で目覚めたゼペットは生命を授かったピノキオを見て大喜びし、翌日ピノキオを学校へ送り出す。しかし、世間知らずのピノキオは詐欺師の狐のJ・ワシントン・ファウルフェローの「スターの暮らし」の甘言に乗せられ、ストロンボリ一座に売り飛ばされる。

ピノキオが製作されたのは1940年。
80年以上も前の作品とは思えないほどに素晴らしいアニメーションの技術である。
キャラクターを始めとする動きの滑らかさは、見ていて心地が良い。
表情は豊かなので、どのキャラも実写以上に生命が宿っている印象がある。
ディズニーのクリエーションのクオリティには空いた口が塞がらないレベル。

ただ、古い作品なだけあってストーリーは冗長さがある。
とくに序盤は、無駄に踊ったりするシーンが多く、なかなかストーリーが展開してくれない。
睡魔に襲われてしまう箇所は多かった。
上映時間が90分近い映画なので、80分くらいには削れる気がする。

一部の設定や展開は魅力的。
例えば、ピノキオの設定。
ピノキオを象徴とする、ウソをついたら鼻が伸びるというのが良い。
鼻が伸びたら、日常生活を送るのに大変そうなので、地味に不便である。
罪を可視化してわかりやすく、ユーモラスに表現してくれるところに、作った人の創造性を感じさせてくれる。
子供が見ても分かりやすい。

あとは、いなくなってしまったピノキオを探すため、ピノキオのパパであるゼペットが探している道中でクジラに飲まれた、という展開も良い。
クジラに飲まれるなんていうダイナミックな展開は、なかなかインパクトが強烈。
私は子供の頃にピノキオを見たことはあるが、やっぱりピノキオ=クジラの印象である。

改めて見て、無茶苦茶面白い映画、といった感じではないが、随所に素晴らしい創造力を感じさせてくれる良いアニメ映画ではあった。
「良心の素晴らしさ」といった地味なテーマではあるが、魂が宿った木の人形というユーモラスな設定によるファンタジーなので、説教臭さを感じることなく見られるのも良い。

良心をテーマとしたおすすめ作品はコチラ。

■子宮に沈める

■聖なる鹿殺し

■きみはいい子

ピノキオの作品情報

■監督:ベン・シャープスティーン ハミルトン・ラスク
■出演者:初沢亜利(辻治樹) 宮川陽介 肝付兼太(歌:田村しげる) 熊倉一雄 一城みゆ希 山田康雄
■Wikipedia:ピノキオ(ネタバレあり)
■映画批評サイト「rotten tomatoes」によるスコア
TOMATOMETER(批評家):100%
AUDIENCE SCORE(観客):73%

ピノキオを見れる配信サイト

U-NEXT:○(有料)
Hulu:-
Amazonプライムビデオ:○(吹替・有料)、原作はコチラ
TSUTAYA TV:○(有料)
Netflix:-
※2021年7月現在

-⑧バカの勝利

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名前:柴田
年齢:30代
小説家志望。
趣味は映画、読書、ゲーム(最近はスプラトゥーン2)、お笑い、筋トレなど。
長所は人を楽しませることに一生懸命、短所は顔が丸い。