映画の海

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⑩スーパーヒーロー

映画『佐々木、イン、マイマイン』ネタバレなしの感想。学生時代に圧倒的な存在を放っていた友達の佐々木を描く

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■評価:★★★☆☆3.5

「高校時代の凄かった友人」

【映画】佐々木、イン、マイマインのレビュー、批評、評価

石井悠二は27歳。俳優になるために上京したものの、鳴かず飛ばずの日々を過ごし、ユキとの同棲生活もうまくはいかなくなっている。そんなある日、高校の同級生の多田と再会した悠二は、高校時代に圧倒的な存在感を放っていた同級生・佐々木との日々を思い起こす。

本作は、物語の中心人物である佐々木に扮した俳優・細川岳が「高校時代の凄かった友人」についてを本作の監督・内山拓也に話したところから、脚本の執筆が開始されている。
つまり、高校時代の凄かった友人=「青春」が本作のテーマとなる。

本作の劇場公開時は、ツイッターで話題沸騰となっていた。
劇場で鑑賞するタイミングを逃していたので、レンタルが開始されて、ようやく視聴した。
確かに、SNSでバズる理由が理解できる素晴らしい内容だった。

テーマが最高だった。
誰でも一度は、佐々木のような人間に衝撃を受けた経験はあるだろう。
高校のみならず、小学校や中学、高校、あるいは社会人になってからも、とんでもないバケモノみたいな奴と遭遇した経験が。

私にもある。
中学の頃に出会った、Iくんという少年。
Iくんは勉強こそできなかったが、コミュ力も異常に高く、学校中の人気者だった。
しかもIくんはサッカーが上手かったが、サッカー以外にも、何かとすぐに器用にこなしてしまうセンスの良さがあった。

誰もがIくんを求めて、彼の周りには人が集まっていた印象がある。
私がIくんと一緒にいるときは、あまりの彼のギャグセンの高さに何度も笑わせられた記憶がある。
イメージとしては、ちょうど佐々木に近いキャラクター。

他にも社会人になってから出会ったNくんとRくんも凄かった。
Nくんも、いかにも勉強ができなさそうな感じだが、異常な人当たりの良さで、彼を嫌う人を見たことがない。
飲んだらすぐに記憶を失うため、半年で4回、財布をなくすという、とんでもない破滅的な生き方をしている。
もっとハードな体験をしているNくんだが、記事に書くには相応しくない内容なので伏せておく。
Nくんは、一緒にいるとずっと冗談を吐くのだが、壊滅的につまらないため、Nくんと一緒にいるとずっと、誰かが突っ込む始末。

Rくんも凄かった。
Rくんは闇が強烈で、「生きることや死ぬこと」を常に考えている。
いわゆるインキャなのだが、なぜかコミュ力が異常に高い。
さらにナンパの腕がすさまじく、月に18人もの女性を抱いたりする。
しかもRくんはIくんやNくんとは異なり、頭が良く、結構、有名な大学に出ている。
だがRくんは社会不適合者で、バイトをしながらほそぼぞと実家暮らし。

本作を鑑賞して、この3人が、私の中に浮かんだ。
彼らとは正直、縁が切れている状態で、連絡先も知らない。
だが、私は死ぬまで一生、彼らのことを忘れない。
さらに、彼らから貰ったたくさんのエネルギーに、今もなお、感謝している。
彼らのように「自分もエネルギーを与えられる存在になりたい」と、ずっと願っている。
そして、今も努力している。
私が今、小説で新人賞を獲得するために努力している。
どこか、彼らを越える存在になるため、努力している節がある。
そのくらい異彩を放った連中だった。

本作はとにかく佐々木の魅力を語る。
佐々木からもエネルギーを貰った。
とくにクライマックスの展開は素晴らしかった。

若干、臭いセリフが多くて、冷めてしまった箇所もある。
そのため、☆3,5にしている。
だが、全体を通しては好きな映画だった。
私もRくん、Iくん、Nくん、佐々木のようなエネルギーを与えられる太陽のような人間になりたい。

かつて一緒に過ごしたあいつは凄かった系のおすすめ作品はコチラ。

■チワワちゃん

佐々木、イン、マイマインの作品情報

■監督:内山拓也
■出演者:藤原季節 細川岳 萩原みのり 遊屋慎太郎 森優作 小西桜子 河合優実 井口理(King Gnu) 鈴木卓爾 村上虹郎
■Wikipedia:佐々木、イン、マイマイン

佐々木、イン、マイマインを見れる配信サイト

U-NEXT:○(有料)
Hulu:-
Amazonプライムビデオ:○(有料)
TSUTAYA TV:○(有料)
Netflix:-
※2021年8月現在

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名前:柴田
年齢:30代
小説家志望。
趣味は映画、読書、ゲーム(最近はスプラトゥーン2)、お笑い、筋トレなど。
長所は人を楽しませることに一生懸命、短所は顔が丸い。