映画の海

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②金の羊毛

映画『サイレント・ソルジャー』ネタバレなしの感想。1944年のスペインでフランコ独裁政権打倒のため立ち上がったゲリラ兵を描く

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■評価:★★☆☆☆2

「戦争」

【映画】サイレント・ソルジャーのレビュー、批評、評価

1944年にフランコ政権を打倒し、祖国の奪還を目指す4,000名ものゲリラ兵がフランスからスペインに侵入したとされる伝説の“レコンキスタ作戦”を題材とした2020年公開の戦争映画。

1944年、独裁政権下のスペイン。内戦に敗れ、フランスに亡命した兵士たちは、スペイン奪還を目指して大規模な作戦を計画していた。作戦を成功させるべく、アンセルモをリーダーとした奇襲部隊は国境を越え、奪還の要となる敵陣近くの橋脚の爆破を試みる。ところが爆破は失敗し、部隊の大半は命を失ってしまう。アンセルモと部隊の一員で同郷の友人でもあるビセンテは生き残ったものの、アンセルモは衝撃により聴覚を失い、ビセンテは巨大な岩に挟まれ身動きが取れずにいた。仕方なくビセンテを残して退却するアンセルモ。彼は数日に渡り山中に隠れ、後続部隊の到着を待つとともに逆襲のチャンスを伺っていた。

耳が聞こえない聾唖となった主人公に、戦闘狂いの隻眼の女性スナイパーなど。
ぶっ飛んだキャラクターたちによる、漫画のようなバトルが展開される戦争映画かと期待して鑑賞した。
だが、蓋を開けたら、ぜんぜん面白くなかった。

そもそも主人公が何をしたいのかさっぱり分からない。
目が見えなくなった主人公はずっと、山や森をふらふら彷徨いながら、女を襲って食い物を奪ったりして、またどこかに行ってしまう。
いったい何を目指して、どこに向かっているのかが、何も伝わらない。
一応、あらすじ上の目的としては、捕虜となったビセンテを救い出し、スペイン奪還を果たす目的らしいが、何も伝わってこない。
そういった大義名分は感じられず、本当にただふらふらしているだけの印象。

そのため、ワクワクしようもないし、鑑賞意欲が湧かずに、集中力が途切れまくってしまった。

あと、本作は、実際にあった「レコンキスタ作戦」を題材としている。
歴史をエンタメで楽しく知れることを期待して鑑賞したのだが、全くである。
歴史もクソもなく、ただ、耳の聞こえないオッサンが、苦しみながらふらふらしている姿が映されるだけである。
いったい、何のためにこの映画は製作されたのだろうか。
映像的な面白さもなければ、シナリオも最悪である。

唯一、良かった箇所といったら、隻眼の女性スナイパー。
クレイジー具合が抜群で、人の命をあやめることに容赦がない姿が最高だった。
どんなに遠くに敵がいようと確実に一発で仕留める能力も恐ろしい。

だが、そんな彼女は主人公に対して、普通に弾を外したりする。
何だかご都合主義を感じてしまった。

あと、彼女を出し抜くための主人公が取った作戦も良かった。
ここは想定外だった。

彼女が、とある女に襲いかかるシーンがある。
ここも普通に命を奪うのではなく、とある行為で襲うのが良かった。
まるで相手の魂を削るような行為で、敵ながらあっぱれ。

とはいえ、全体的に酷く退屈なので、誰にもおすすめできない。

第二次世界大戦もののおすすめ作品はコチラ。

■T-34 レジェンド・オブ・ウォー

■アルキメデスの大戦

■ハイドリヒを撃て! 「ナチの野獣」暗殺作戦

サイレント・ソルジャーの作品情報

■監督:アルフォンソ・コルテス=カバニジャス
■出演者:アシエル・エチェアンディア
マリアン・アルバレス
ウーゴ・シルバ
アイトール・ルナ
■Wikipedia:サイレント・ソルジャー(英語)
■映画批評サイト「rotten tomatoes」によるスコア
TOMATOMETER(批評家):56%
AUDIENCE SCORE(観客):15%

サイレント・ソルジャーを見れる配信サイト

U-NEXT:○(有料)
Hulu:○(有料)
Amazonプライムビデオ:○(吹替・有料)○(字幕・有料)
TSUTAYA TV:○(有料)
Netflix:-
※2021年9月現在

-②金の羊毛

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名前:柴田
年齢:30代
小説家志望。
趣味は映画、読書、ゲーム(最近はスプラトゥーン2)、お笑い、筋トレなど。
長所は人を楽しませることに一生懸命、短所は顔が丸い。