映画の海

約1100本の映画を鑑賞した小説家志望の男が、ネタバレなしで映画のレビューや解説を書いてます。(直近で観たものに限る。たまにアニメ・ドラマ・小説も)面白いおすすめ映画を探している人向けのブログ。

⑦なぜやったのか?

映画『フロッグ』ネタバレなしの感想。不可解な現象に悩まされる刑事一家を描く

投稿日:

■評価:★★★☆☆3.5

「復讐」

【映画】フロッグのレビュー、批評、評価

2021年公開のアメリカ合衆国のクライム・ホラー映画。

グレッグ・ハーパー刑事は10歳の男児が誘拐された事件の捜査を指揮することになった。現場で見つかった証拠から、今回の誘拐事件は過去に発生した一連の誘拐事件と密接な繋がりを有している可能性が浮上したが、それらの事件の犯人は何年も前に逮捕されていた。捜査が混迷を極める中、グレッグは妻(ジャッキー)の不倫問題にも頭を悩まされていた。一人息子のコナーはグレッグ以上に怒っており、それが問題を一層ややこしくしていた。それからほどなくして、グレッグの自宅で不可解な現象が発生するようになった。

なかなか面白い佳作のミステリー。

序盤は酷く普通の内容。
田舎の町で発生した誘拐事件を捜査する刑事のおっさん、グレッグが主人公。
この普通すぎる設定の中に、多くの仕掛けが施される。

特に二箇所、大きな違和感が尾を引きずる。
一箇所は、刑事の家族は家庭不和状態。
どうやら奥さんのジャッキーが不倫をしてしまったらしい。
だが、グレッグ以上に、息子がジャッキーに軽蔑の目を向けている。
この「息子」が軽蔑の目を向けているという箇所に違和感を覚えさせられる。

もう一箇所は、家庭内で発生する心霊現象のようなもの。
例えば、グレッグが急に、クローゼットの中に閉じ込められ、外からカギを掛けられる。
息子のイタズラかと思ったが、助けにきてくれた妻は「息子がいない」という。
あるいは、妻の不倫相手が、何を血迷ったのが、家を訪れてくる。
妻が必死に帰そうとすると、男の頭にマグカップが降ってくる。結果として男はケガをする。
これも息子がやったのだろうか。

この2つの違和感を抱えながら物語に没入させられるのだが、中盤以降で、まるで想定外の展開を迎える。
この中盤以降の展開が非常に面白かった。
まったくもって想像していなかったし、というか予想できる類いのものではない。
この中盤以降のエピソードが、本題とどう絡んでいくのかを、画面に食い入って楽しんだ。
この後も、想定外のキャラクターの裏の顔が判明したりと、斜め上をいく展開が連続する。

たまに、この手のビックリさせられるミステリーを鑑賞するのは良いなあと思った。
あまり金のかかっていないB級な雰囲気も良い。
ミステリー好きにはぜひぜひおすすめしたい。

ミステリーなので、これ以上は語らないようにする。
ぜひとも、この物語の秘密を、鑑賞して味わって欲しい。

先の読めない斜め上をいく展開が面白いおすすめ作品はコチラ。

■透明人間

■へレディタリー/継承

■聖なる鹿殺し

■悪魔を見た

フロッグの作品情報

■監督:アダム・ランドール
■出演者:ヘレン・ハント
ジョン・テニー
ジュダ・ルイス
オーウェン・ティーグ
■Wikipedia:フロッグ
■映画批評サイト「rotten tomatoes」によるスコア
TOMATOMETER(批評家):79%
AUDIENCE SCORE(観客):73%

フロッグを見れる配信サイト

U-NEXT:-
Hulu:-
Amazonプライムビデオ:○(吹替・有料)○(字幕・有料)
TSUTAYA TV:○(有料)
Netflix:-
※2021年9月現在

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名前:柴田
年齢:30代
小説家志望。
趣味は映画、読書、ゲーム(最近はスプラトゥーン2)、お笑い、筋トレなど。
長所は人を楽しませることに一生懸命、短所は顔が丸い。