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約1100本の映画を鑑賞した小説家志望の男が、ネタバレなしで映画のレビューや解説を書いてます。(直近で観たものに限る。たまにアニメ・ドラマ・小説も)面白いおすすめ映画を探している人向けのブログ。

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TVゲーム『ダンジョン・エンカウンターズ』ネタバレなしの感想。シンプルなゲームデザインによるダンジョンRPG

投稿日:

■評価:★★★★☆4

「シンプルさをコンセプトとしたゲームシステムの面白さの追求」

【TVゲーム】ダンジョン・エンカウンターズのレビュー、批評、評価

久しぶりに、何時間もぶっ通しでやりたくなるゲームに出会ってしまった。
本作はFFシリーズやドラクエシリーズを手がける、スクエアエニックスによるダンジョン探索RPG。
ゲームの流れとしては、武器や防具などのアイテムを集めながら最下層を目指すというもの。

現時点で、私は地下99階中、25階まで踏破中。
時間にして10時間ちょっとプレイした段階での感想を伝えたい。

本作の特徴は、徹底したシンプルさにある。
とにかくシンプル。
まず冒頭に、ストーリーが4行くらいのテキストで表示される。
次に、いきなりパーティ編成を組まされ、地下の階段を下らせられる。
説明すらも最小限で、すぐに本編であるダンジョン探索が開始するのだ。

ダンジョンのデザインも、シンプルさゆえの異様さ。
もはやダンジョンとも言いがたい、四角いマスが連なっただけの簡素な構造である。
サイコロを振らないスゴロクである。

スゴロクの如く、マスによってイベントが発生する。
白字で「08」とか黒字で「02」「0A」などと書かれるマスがある。
白字のマスは、例えばHP回復できたり、宝箱だったり、あるいはアビリティを拾うことができたりと、ポジティブなイベント。
また、本作ではFFのようにアビリティという概念がある。
例えば戦闘中にHPを回復できたり、あるいは毒攻撃を防げたり、アビリティを装備するだけで、探索が有利になる。
ダンジョン移動時に使えるアビリティもある。
例えば地下の階層に進めたり、あるいは、ランダムで現在の階層のどこかにワープできたりなど。(主に敵のマスを避けるのが目的)

黒字のマスは、主に敵。
敵は動いておらず、いわゆるシンボルエンカウントなので、自分の好きなタイミングで戦える。
個人的にシンボルエンカウントのほうが好きなので嬉しい。

戦闘も徹底したシンプルさ。
敵や味方のモーションはなく、キャラクターや敵のイラストが動くだけで、攻撃やダメージが演出される。

ここまで聞くと、本作を懐古主義に思う人もいるかもしれない。
だが、違う。
本作をプレイして思ったのが、本作のコンセプトは懐古主義ではなく、反大作主義であるということ。

つまり、徹底的に装飾を省き、ゲームとしての面白さの本質(つまるところシステム)だけを追求したゲームであるということ。

確かにゲームの大作としての行き着く先はオープンワールド型のアクションゲームである。
正直、ゲームファンでもある私からすると、オープンワールド型のアクションゲームにはうんざりしていた。
どのゲームも個性が感じられないので、プレイするわくわく感が皆無なのだ。

もちろん、『ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルド』『デス・ストランディング』のような異様な面白さをほこる大作ゲームはたまに存在する。
だが、たまにだ。

だから、本作が刺さった。
本作を機に、ゲームとしての本質を追究するゲームがたくさん出てくれると嬉しい。

あと、個人的に良かったのが、店に行くと、今後、手に入れられる武器、防具の一覧が見られる。
「この武器はどんな強さなんだろう」と、わくわくさせてくれる。
こういうわくわくさせてくれるゲームは最高である。

ダンジョン・エンカウンターズの作品情報

■公式HP:こちら

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執筆者:

名前:柴田
年齢:30代
小説家志望。
趣味は映画、読書、ゲーム(最近はスプラトゥーン2)、お笑い、筋トレなど。
長所は人を楽しませることに一生懸命、短所は顔が丸い。