映画の海

約1100本の映画を鑑賞した小説家志望の男が、ネタバレなしで映画のレビューや解説を書いてます。(直近で観たものに限る。たまにアニメ・ドラマ・小説も)面白いおすすめ映画を探している人向けのブログ。

その他

TVゲーム『真・女神転生V』ネタバレなしの感想。主人公の高校生がある日、悪魔に対抗する力を手に入れる

投稿日:

■評価:★★★★☆4

「悪魔」

【TVゲーム】真・女神転生Vのレビュー、批評、評価

『ペルソナシリーズ』などを派生作品に持つ、2021年時点で『真・女神転生シリーズ』のナンバリング最新作で、2021年11月11日発売のNintendo Switch専用RPG。

主人公は東京都内の全寮制、縄印学園の高校三年生。平和な毎日を送っていたが、ある日、下校時にトンネルの崩落事故に巻き込まれて気を失ってしまう。目を覚ますと、東京は悪魔が跋扈する魔界「ダアト」に成り果てていた。そのダアト内で悪魔に襲われた際、謎の男「アオガミ」に助けられた主人公は、アオガミと融合し、禁忌の存在「ナホビノ」となり、悪魔に対抗する力を手に入れる。

真・女神転生シリーズは、ダークファンタジーな世界観のRPG。
悪魔を仲間にし、悪魔合体を繰り返してさらに強力な悪魔を作成するのが、本シリーズのメインのシステム。(ペルソナシリーズも範疇に含まれる)
悪魔といっても、妖怪や神話に出てくる怪物、神や天使など、様々な想像上の生き物が、悪魔として登場する。
(例えばギリシャ神話に登場するヒュドラ、日本の妖怪であるオニなど)
何なら、クレオパトラなど、実在した過去の偉人も登場し、悪魔として戦闘時に操作できる。
私の印象としては、王道のファンタジーRPGであるドラゴンクエストやファイナルファンタジーに対抗するような、じめじめとした雰囲気のアンチ王道のRPGである。

本シリーズがいかに王道から外れているかを分かりやすく説明するのなら、前作に当たる『真・女神転生Ⅳファイナル』のイカれたエンディング・ルート。
真・女神転生シリーズは、マルチエンディングシステムが採用されていて、会話などの選択によって、エンディングが分岐する仕様となっている。
真・女神転生Ⅳファイナルも当然、マルチエンディングなのだが、その中の一つに「皆殺しルート」が存在する。
その名の通り、これまで一緒に戦ってきた人間の仲間すべての命を奪ったあとに、ラスボスであるYHVHと戦うルート。
頭のおかしい外道の極みである。

他に本シリーズで挙げられる特徴は悪魔的な難易度。
とにかく敵が強い。
雑魚敵でも、ちょっと気を抜いたりすると、すぐに全滅してもおかしくない強さである。
どのくらいの強さかというと、真・女神転生Ⅳファイナルのレベルの限度は99である。
ラスボスであるYHVHに対して何の対策をしないで99レベルで挑んで、1ターンでパーティが半壊するレベルである。(二人死んで二人瀕死状態)
結局、私はYHVHを倒すのに、4~5時間掛かってようやく、といった具合である。

決して大衆受けしない本シリーズだが、私は心を奪われてしまった大ファンなので、事前に予約をして、発売日当日からプレイをしている。
期待通り、文句なしで、爆発的に面白い。

真・女神転生Ⅲ以降(外伝であるペルソナも3以降)はプレスターンシステム、という戦闘システムが採用されている。
相手の弱点をつけば、1ターン、多く行動できる。(4人パーティなので、合計8ターンまで増やせる)
当然、敵も同様である。
そのため、先制攻撃されて、敵に弱点を突かれたら、一瞬で全滅させられる危険性がある。
だから雑魚敵相手でも、いつでも全滅する恐れがあるのだ。

ただ、私は真・女神転生やペルソナシリーズを多くプレイしているので、プレスターンシステムはもういいよ、って一瞬思った。
でも面白い。
結局、プレスターン以外に、いろんな新しい要素が存在する。

例えば、「ミマン」集め。
『ゼルダの伝説 ブレスオブザワイルド』をプレイしているのであれば、コログ集めと表現したらすぐに伝わるだろう。
オープンワールドのさまざまな場所に隠れて存在する、ミマンを集めることで、主人公を強化することができる。
こういった探索要素も楽しい。
ミマンを集めることで、主人公を自分の好みに強化できるのも良い。
プレイして驚いたのだが、意外にも本作は、随所に『ゼルダの伝説 ブレスオブザワイルド』の影響を感じられる。

あとは映像の美しさもあげられる。
私はプレイするまで知らなかったので、本作はオープンワールドになっているので、荒廃した世界を駆け巡るのが楽しいのだ。
さらに、悪魔も美麗に描かれているし、悪魔も生き生きとした動きを見せてくれる。
やはり、本シリーズは悪魔がキモとなるので、ここまで美しく表現してくれたことが、ファンとしては嬉しい限り。
前作のプラットフォームが3DSだっただけに、据え置きゲーム機であるニンテンドースイッチへ移行したことで得られる一番の恩恵かもしれない。

ダークな世界観ではあるが、多くの人にプレイして貰いたい素晴らしいゲームである。

真・女神転生Vの作品情報

■開発元:アトラス
■Wikipedia:真・女神転生V
■Amazon:こちら

-その他

執筆者:


comment

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

関連記事

名前:柴田
年齢:30代
小説家志望。
趣味は映画、読書、ゲーム(最近はスプラトゥーン2)、お笑い、筋トレなど。
長所は人を楽しませることに一生懸命、短所は顔が丸い。