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映画『るろうに剣心 最終章 The Beginning』ネタバレなしの感想。緋村剣心が人斬り抜刀斎と呼ばれていた時代を描く

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■評価:★★★☆☆3.5

「激動の時代」

【映画】るろうに剣心 最終章 The Beginningのレビュー、批評、評価

和月伸宏による週刊少年ジャンプ漫画『るろうに剣心 -明治剣客浪漫譚-』を原作とした日本の実写版で、2021年公開のドラマ映画。

これは幕末の時代、緋村剣心が”人斬り抜刀斎”と呼ばれていた頃の物語。長州藩の志士で倒幕派の暗殺者「人斬り抜刀斎」として怖れられた緋村剣心は、ある日の夜の居酒屋で、雪代巴という女性と出会う。剣心は二人組の酔っ払いが巴に絡むのを制止するが、店の外で突然襲ってきた男を斬る現場を巴に目撃され、彼女を監視するために一緒に暮らすこととなる。

世間ではものすごく評価の高い本作。
もともと、本作は、1996年に放送されたTVアニメシリーズの延長で制作されたOVA(オリジナルビデオアニメ)作品として、1999年にDVDにてアニメで映像化されている。
私はOVA版の『るろうに剣心 -明治剣客浪漫譚- 追憶編』がものすごく好き。

そのため、『るろうに剣心 最終章 The Beginning』も期待して鑑賞した。
予想はしていたが、やはりアニメを超えるほどの感動はなかった。
だが、初めて『るろうに剣心 最終章 The Beginning』を鑑賞する人にとっては、深い感動を得られるだろう。

私がなぜ、OVA版の『るろうに剣心 -明治剣客浪漫譚- 追憶編』のほうが好きかについて、いくつか理由を挙げたい。
1つは、思い出補正である。
言うまでもない理由ではあるし、私が鑑賞した1999年は、私が高校を卒業し、専門1年生の時期である。
とにかくこの時期は、多感で、あらゆる物事に対して感情が刺激される毎日を過ごしていた。
例えば新しい専門学校というコミュニティであったり、田舎から東京で過ごす日々も刺激的だった。
あるいは恋愛であったり。
こんな多感な時期に見た『るろうに剣心 -明治剣客浪漫譚- 追憶編』で描かれる、生と死の狭間で何とか生を繋ぎ止める剣心の生き様がとにかく刺激的で、サウンドトラックまで手にしてMDウォークマンで聞いていたほどである。

流れで伝えるが、もう一つの理由が音楽である。
岩崎琢が作曲した音楽がとにかく素晴らしい。
静謐で閉鎖的でありながらもエネルギーに溢れた力強く楽曲。
とくに『るろうに剣心 -明治剣客浪漫譚- 追憶編』のクライマックスに流れる曲「In Memories “KO・TO・WA・RI”」がおぞましいほどに素晴らしい。
ぜひとも興味のある人は、YOUTUBEなどで検索して聞いて貰いたい。

また、るろうに剣心 最終章という形式で、『The Final』『The Beginning』の2作が同時に作られ、連続公開されている。
最初に公開された『The Final』はアクション重視のエンタメ志向に対して、本作『The Beginning』はアクションは控えめでドラマ重視のストーリー。

今回の実写版とOVA版はストーリーに大差はない。
そのため、実写版を見た人は、あとからでもいいのでOVAを鑑賞してもらいたい。
これほどのクオリティの高い作品が1999年に制作され、埋もれていたことを知ってくれたら、追憶編ファンの私からしたら嬉しい限りである。

殺伐とした時代に生きた人々の苦悩を描いた作品はコチラ。
■沈黙ーサイレンスー

■1917 命をかけた伝令

■ハイドリヒを撃て! 「ナチの野獣」暗殺作戦

■タクシー運転手 約束は海を越えて

るろうに剣心 最終章 The Beginningの作品情報

■監督:大友啓史
■出演者:佐藤健
有村架純
北村一輝
江口洋介
村上虹郎
■Wikipedia:るろうに剣心 最終章 The Beginning

るろうに剣心 最終章 The Beginningを見れる配信サイト

U-NEXT:○(有料)
Hulu:-
Amazonプライムビデオ:○(有料)○(Blu-ray)
TSUTAYA TV:○(有料)
Netflix:-
※2021年12月現在

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名前:柴田
年齢:30代
小説家志望。
趣味は映画、読書、ゲーム(最近はスプラトゥーン2)、お笑い、筋トレなど。
長所は人を楽しませることに一生懸命、短所は顔が丸い。