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⑧バカの勝利

映画『ノートルダムの鐘』ネタバレなしの感想。醜い顔の青年が美しい踊り子に恋をする

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■評価:★★★☆☆3.5

「マイノリティ」

【映画】ノートルダムの鐘のレビュー、批評、評価

ウォルト・ディズニー・アニメーション・スタジオ長編作品で 1996年公開のアニメ映画。

15世紀のパリ。ジプシー狩りを行う最高裁判事のフロローは、逃亡したジプシーの女性を殺害し、彼女が抱えていた醜い顔の赤ん坊を井戸に捨てようとする。しかし、ノートルダム大聖堂の司祭にその罪を咎められ、償いとして赤ん坊を養育することになる。そして、赤ん坊に「出来損ない」という意味のカジモドという名前をつける。20年後。ノートルダム大聖堂の鐘衝き男となったカジモドは、容姿こそ醜いが、優しく純粋な心を持つ青年として育った。彼は、フロローの厳格な教育の下で、大聖堂の外に出ることを決して許されず、友人は三人組の石像だけだった。ある日、カジモドは、フロローの言いつけを破り道化の祭りに参加し、そこでジプシーの美しい踊り子エスメラルダに出会い、一目惚れする。

非常に興味深い設定。
奇形児として生まれてしまい、籠の中の鳥のように外に出ることを許されない青年が、外の世界で自由に生きる美しい踊り子に恋をする、という物語。

踊り子のエスメラルダは容姿は美しいし、性格も明るく、優しい女性。
正直、カジモドとは釣り合わない、レベルの高い女性である。
カジモドは優しい奴だし、不条理な人生に苦しめられているので、どうか、二人が結ばれて欲しいと、観客は願ってしまう。
だが、現実問題、難しいだろうなあ、と思ってしまう。
結果としては、ネタバレになるので、直接、見て貰いたい。

子供が見るディズニー・アニメで、主人公の青年カジモドの容姿が奇形という設定が、まず一つのフックとなる。
小説が原作のアニメ化だが、よく、この作品を題材としたなあと、感嘆する。
世間からの反感は強そうだし、何より、大きな興行収入を見込めるとも思えない。

しかし、自由を拘束されている人間が、主人に反抗し、外に世界に羽ばたこうとする物語は熱くなる。
おそらく、共感できる人は多いはず。
門限の厳しかった親に育てられた人。

あるいは、自分自身が、自分を抑制するケースだってある。
例えば、本当はやりたいと思っていることを、勇気がなかったり、あるいはお金がなかったり、などの理由で、やれていない人。
是非とも、カジモドを見て、勇気づけられて欲しい。
おそらく、ほとんどの人は、カジモドよりもイージーな人生を送っているから。
だから、本作は多くの人に元気や勇気、モチベーションを与えてくれる。

あと、ディズニーの2Dの映像の美しさにも感嘆する。
最近のディズニーは3Dばかりだが、2Dならではの親しみのある美しい映像が良い。
3DDも良いが、やはり日本人は2Dアニメに馴染みがあるせいか、2Dのほうがしっくり来る。
小さい頃から和食を食べて育っているから、海外に行くと、和食が恋しくなるようなものである。

正直、音楽は普通だった。
本作は音楽の評価が高いようだが、記憶に残る音楽は特になかった。

個人的には映像と、ストーリーが良かった。
ラストについては、正直、好みは分かれそう。
カジモドの容姿の癖が強すぎるので、どういった結末にしても、賛否はありそうな気がするが。
個人的には、もっと多くの人が納得できる結末はあったと思う。

籠の中の主人公を描くおすすめ作品はコチラ。

■37セカンズ

■ザ・ピーナッツバター・ファルコン

ノートルダムの鐘の作品情報

■監督:ゲイリー・トルースデール
カーク・ワイズ
■Wikipedia:ノートルダムの鐘(ネタバレあり)
■映画批評サイト「rotten tomatoes」によるスコア
TOMATOMETER(批評家):71%
AUDIENCE SCORE(観客):70%

ノートルダムの鐘を見れる配信サイト

U-NEXT:○(有料)
Hulu:-
Amazonプライムビデオ:○(吹替・有料)○(Blu-ray)
TSUTAYA TV:-
Netflix:-
※2022年1月現在

-⑧バカの勝利

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名前:柴田
年齢:30代
小説家志望。
趣味は映画、読書、ゲーム(最近はスプラトゥーン2)、お笑い、筋トレなど。
長所は人を楽しませることに一生懸命、短所は顔が丸い。