映画の海

約1100本の映画を鑑賞した小説家志望の男が、ネタバレなしで映画のレビューや解説を書いてます。(直近で観たものに限る。たまにアニメ・ドラマ・小説も)面白いおすすめ映画を探している人向けのブログ。

⑩スーパーヒーロー

映画『ドライヴ』ネタバレなしの感想。寡黙なドライバーが陰のある人妻に恋をする

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■評価:★★★☆☆3

「無名のドライバー」

【映画】ドライヴのレビュー、批評、評価

ジェイムズ・サリスの2005年に刊行された同名小説を原作の映像化。
『プッシャー』シリーズのニコラス・ウィンディング・レフンによる2012年公開のアクション・ドラマ映画。

アメリカ西海岸のとある町。主人公は足の不自由なシャノンが営む整備工場で、昼はメカニックや映画のスタントドライバー、夜は卓越したドライビングテクニックで強盗の逃走を手助けする逃がし屋と2つの顔を持ちながら孤独に暮らしていた。ある日ひょんなことからアパートの同じ階に住む人妻、アイリーンと知り合い、やがて恋に落ちる。だが、間もなくして服役していたアイリーンの夫、スタンダードが釈放される。

主に映画ファンからは評判の高いイメージの本作。
期待して鑑賞したが、そこまで面白い作品ではなかった。

第一に、設定に面白味が感じられなかった。
主人公は逃がし屋。
強盗など、犯罪をする人間を現場から安全な場所に運んで逃がす仕事。

正直、あまり斬新さは感じられなかった。
本作自体、2012年公開作品なので、旧作とは言ってもだいぶ新しい部類に入る。
わずか10年前の作品にも関わらず、逃がし屋という、誰でも簡単に思いつきそうな設定なので、そんなにワクワクはしなかった。
それでも評判が良い映画なので、頑張って見続けたが、最後まで鑑賞しても、特に印象がひっくり返ることはなかった。

主人公が依頼人に提示するルールは1つ。
5分間だけ、待つ。
5分間は意地でも待つ。
だが、5分過ぎたらその場から立ち去るということ。

このポリシー自体はプロっぽくて良かった。
だが、あまりこのポリシーは物語に反映されていなかった。
たとえば、5分以上経っても、依頼人が来なかったり。
あるいはぎりぎりで依頼人がやってきた場合はどう対処するのか。
あるいは、信頼する依頼人がルールを破ったらどうするのか。
といった、様々なハプニングに対しての主人公の葛藤を見せて欲しかった。
あまりこのルールの設定が生かされていないので、シナリオのクオリティ自体は首を傾げるものがある。

本作はアクションよりもドラマに重きが置かれている。
主人公は名前すらも設定されていない平凡な男。
運転する技術はあるが、仕事はスタントマンだったり、あるいは車の整備士だったりと、裏方である地味な仕事。
そんな男が、隣人の人妻に恋することによって、穏やかな日常が荒れ始める。
キャラクター造形自体は個人的には嫌いではなかった。

ただ、ノワールものだったら、もっと面白い映画はたくさんあるので、人には勧めづらい微妙な作品。

ノワールもの(犯罪を犯す主人公もの)のおすすめ作品はコチラ。

■薬の神じゃない!

■悪魔を見た

■哀しき獣

■アンダー・ユア・ベッド

ドライヴの作品情報

■監督:ニコラス・ウィンディング・レフン
■出演者:ライアン・ゴズリング
キャリー・マリガン
■Wikipedia:ドライヴ
■映画批評サイト「rotten tomatoes」によるスコア
TOMATOMETER(批評家):93%
AUDIENCE SCORE(観客):79%

ドライヴを見れる配信サイト

U-NEXT:-
Hulu:-
Amazonプライムビデオ:○(字幕・有料)○(Blu-ray)、原作はコチラ
TSUTAYA TV:-
Netflix:○(見放題)
※2022年1月現在

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名前:柴田
年齢:30代
小説家志望。
趣味は映画、読書、ゲーム(最近はスプラトゥーン2)、お笑い、筋トレなど。
長所は人を楽しませることに一生懸命、短所は顔が丸い。