映画の海

約1100本の映画を鑑賞した小説家志望の男が、ネタバレなしで映画のレビューや解説を書いてます。(直近で観たものに限る。たまにアニメ・ドラマ・小説も)面白いおすすめ映画を探している人向けのブログ。

ドキュメンタリー

映画『ヴィヴィアン・ウエストウッド 最強のエレガンス』ネタバレなしの感想。77歳にして生涯現役を誓うファッションデザイナーに迫る

投稿日:

■評価:★★☆☆☆2.5

「パンク・スタイル」

【映画】ヴィヴィアン・ウエストウッド 最強のエレガンスのレビュー、批評、評価

ヴィヴィアン・ウエストウッドは「宝珠」と「衛星」をモチーフにしたオーブ (ORB) のブランドロゴで知られる、ファッションデザイナーおよび、ファッションブランド。
1971年にマルコムと共に、ブティック「レット・イット・ロック」をキングスロード430番地にオープンしたことがブランドの起源となる。
1975年にマルコムと共にパンク・ロックバンド、セックス・ピストルズをプロデュース。
SMの要素を採り入れたパンクのスタイルを流行させ、ヴィヴィアンは「パンクの女王」と呼ばれることになる。

英国カルチャーのトップの座に君臨しながら、77歳にして生涯現役を誓うファッションデザイナー、ヴィヴィアン・ウエストウッド。そのパワーの秘密に迫る刺激と情熱に満ちたドキュメンタリー映画。

ヴィヴィアン・ウエストウッドといったら、パンク・ロッカーが好むブランドという印象が強い。
若干の毛色は違うが、私は一時期、GOING STEADY(銀杏BOYZ)やB-DASH、モンゴル800、ELLEGARDENなどの和製パンクにハマっていた。
また、矢沢あいの名作漫画『NANA』が私の青春時代とドンピシャだったため、ヴィヴィアンのアクセにハマっていた時期があった。
(NANAの登場人物の多くが、ヴィヴィアンを身に纏っている)
そんな感じで、当時の私は、バイトの給料が出たらヴィヴィアンに金をつぎ込む、のサイクルであった。

2022年の現在も、デザイナーでもあるヴィヴィアンは、未だに健在。
ファッション好きの同僚から、ヴィヴィアンを追ったドキュメンタリーがあることを教えてもらい、早速、鑑賞してみた。

冒頭は、撮影クルーに対して「早くしてくれない? そんなに質問されても答えられないから」などと高圧的な態度を見せるヴィヴィンの姿からスタートする。
80歳近い老女でありながらも、パンクな姿勢は健在である。

本作は、時系列順にヴィヴィアンに質問をしていく。
マルコム・マクラーレンと出会い、アパレル・ショップを立ち上げる。
セックス・ピストルズとの出会い。
(ヴィヴィアンは悲しくなるからと、深い話はされない。私を含む、多くの観客はここへの興味が強かっただろう)
マルコムと別れ、現在の夫であるアンドレアスとの出会い。
といった具合である。

あくまで私の意見ではあるが、ヴィヴィアンの仕事っぷりを見る感じ、正直、ヴィヴィアンの服に対する魅力はあまり感じられなかった。
というのも、ヴィヴィアンの拘りが強く、服を作るスタッフは、ひたすらヴィヴィアンに流されている。
ヴィヴィアン自体、トレンドを意識した物作りはしておらず、ただ、自分が美しいと思ったものを作りたい、といった思いが強い。
そのため、「トレンドを追いかけるモード系の王道のルートを辿ってはいないブランドなんだなあ」といった感想である。
今の私自身、個性的ではなく、モード系のファッションに興味があるので、この映画を観て、ヴィヴィアンに対するすでに冷めた熱が、さらに冷え切ってしまった。

ヴィヴィアン自体の人間性のクセも強そうで、周りで働くスタッフは大変そうだった。
良くも悪くもワンマンなブランドである。
ヴィヴィアンが命を落としたら、ブランドとしての方向性はガラッと変わりそう。

映画に対しての感想を言うと、あまり面白くなかった。
本作はドキュメンタリーだが、ある程度の起承転結は欲しかった。
だが、本作は、ただヴィヴィアンに質問をするだけ、といった内容である。
たまに仕事っぷりも見せてくれるけど、スタッフに文句を言うヴィヴィアンが映るだけである。
ドキュメンタリー映画としても、クオリティは高くはない。

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ヴィヴィアン・ウエストウッド 最強のエレガンスの作品情報

■監督:ローナ・タッカー
■出演者:ヴィヴィアン・ウエストウッド
■Wikipedia:ヴィヴィアン・ウエストウッド
■映画批評サイト「rotten tomatoes」によるスコア
TOMATOMETER(批評家):80%
AUDIENCE SCORE(観客):62%

ヴィヴィアン・ウエストウッド 最強のエレガンスを見れる配信サイト

U-NEXT:○(見放題)
Hulu:○(見放題)
Amazonプライムビデオ:○(DVD)
Netflix:-
※2022年6月現在

-ドキュメンタリー

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名前:柴田
年齢:30代
小説家志望。
趣味は映画、読書、ゲーム(最近はスプラトゥーン2)、お笑い、筋トレなど。
長所は人を楽しませることに一生懸命、短所は顔が丸い。